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2017年5月 2日 (火)

5月になると思い出すこと

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爽やかな5月到来。
そう言えば、メーデーがあまり報道されなくなって、もうどのくらい経つでしょう?

バブルの最後に入社した僕らの年代。まだ給料も少ない入社数年の僕は、生まれながらの負けん気も手伝って、「他人の3倍働くから、他人の2倍欲しい。」と言うような、おそらく今の僕からは想像できないくらい、生意気な奴でした。

そんなある日、会社から希望退職の議題が労働組合を通して提案されました。若い僕らは当然対象外でしたが、組合集会でついつい僕は口走ってしまったのです。
「まあ、人生ゲームみたいなもんだと思って、個人で好きに選べばいいんじゃないでしょうかね?」
いまだに明らかに間違ったことを言ったつもりは無いけれど、その発言には若い僕の傲慢さが滲み出ていて、職場全員の猛烈な反感を買ってしまいました。

僕のように、主に自分のスキルアップのため、会社と距離を取りつつ働いている人間だけではなく、世の中には家族を守るため会社とともに生きている多くの人間がいる。そんな観点が全く無かった。みんな僕と同じように、自分のスキルアップが会社に利益をもたらすという考えだと思っていた、20代の僕でした。

そのうち、会社の給与体系が見直され、若手でも成果が徐々に多く反映されるようになり、自分の給与も上がって行きました。「良い時代になったな…」と思っていると、小泉政権下で規制撤廃された製造業の派遣社員さん達が大量に入ってきました。

社員食堂で僕らが定食を食べている横でカップラーメンをすすっている派遣さんを見て、やっと気づきました。このまま進んではいけない。これは実力差ではなく、世代間格差だと。バブル崩壊後のロスジェネ世代は、そもそもスタート地点が違う。その格差は埋まることなく、このまま一生続いてしまう。

そんなことに気付いてから15年余り。学生などの話を訊くと、世の中はさらに厳しくなっているようです。

フリーランスの今となっては、あまり説得力を持たないかも知れないけれど、若い方々が希望を持って働いて行ける世の中になるよう、切に祈っています。僕は、「運が良い世代」で終わらないよう、講師業などを通じて出来るだけ若い人の味方になりたい。そして、今までの反省を込めて、ひとときでも希望が持てるような音楽を作っていきたいと思うのです。

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