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2015年2月23日 (月)

完成品請負人

大変ごぶさたの更新となりました。2015年になりますます放置のこのブログ、たまに見て下さる方には申し訳ない気持ちでいっぱいです。

1月の「はあとのおと」以来も、様々な制作やライブが続いており、おかげさまで忙しくさせていただいております。2月21日(土)~22日(日)にかけて、マークアキクサさん(N.A.Fl)、よしうらけんじさん(Perc)とともに、知多半島の武豊町と牛肉で有名な三重県松阪にミニツアーに行ってまいりました。久しぶりの西方面で、またすっかり関西人の僕に心地よい旅となりました。

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武豊町民会館(ゆめたろうプラザ)の円形ホールは、素晴らしい音の響き。

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共演者のイネ・セイミさん(N.A.Fl)から頂いた、愛知県産巨大いちご。

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パーキングエリアで発見した、日本一食べにくい巨大たこ焼き。

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松阪でお客様から頂いたお花。

いつも、仕事にかこつけて素晴らしい旅をさせていただけるのは、本当にありがたいことです。松阪では、地元のお客様とのカフェ懇親会も開いていただきました。音楽のこと、出身のこと、東京のこと…いろいろ語っているうちに、
「太田さんって、なんでずっと東京に居るんですか?」
という素朴な質問が。
「東京で仕事のつながりを築いてしまったので、大阪に帰ってもまたゼロからなんですよ。」
と、分かりやすく答えたものの、それは本心でもありウソでもあるのです。

実家のある大阪府泉南市も含め、地方に行くと、その独特の時間の流れ方や人々の温かさなど、すごく穏やかな気持ちになります。一方で、仕事におけるプロ意識という面では、ややユルさを感じるのも事実です。もちろん、僕が今まで携わった範囲での個人的な意見です。

「出来て当たり前」の積み重ねの上にある僕の仕事のやり方は、おそらく「完成品請負人」と見られていると思います。編曲、演奏、録音、エンジニアリング等のワンストップサービスを提供する HEART NOTE PROJECTは、その集大成です。自分に厳しく他人にも厳しい音楽制作集団。おかげさまで、東京の音楽制作現場では重宝されています。

しかし、このような生産効率の良い作り方は、純粋に「音楽」という意味では正解なのかどうか?音楽って、もっとゆっくりとやさしく作られる方が良いのではないかと。地元のミュージシャンの方々とお話ししていても、そのローカルゆえの音楽に対する優しさや丁寧さがヒシヒシと伝わって来ます。

じゃあどちらを取るかと言われれば、僕はまだ、ストレスフルな環境で肩肘張って、負けないように修行をする者でありたいと思うのです。何に負けたくないのかは自分でもよく分かりませんが、少なくとも自分の凡才さに負けないように。

これが、懇親会でお客様にはうまくお話しできなかった本音です。

「いやー太田さん、人生そんなに苦労せんでもええやん!関西に帰っておいでやぁー!」
って言われそうですがね…(笑)。

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