« 雨降って地固まる、かも | トップページ | リズム録り »

2010年3月26日 (金)

ディザー禁止

100325cubase
何回やっても、何百回やっても、スタジオレコーディング前日のバウンス作業は、とっても緊張します。(あ、何百回はやってませんね。)

意外とPCオンチなワタクシは、家でギターを仕込む際、
「あれ?16bitで録っちゃった…。」
なんていう間違いは朝飯前。いや、大して変わりませんよ。内部処理がちゃんと32bitで行われていれば、録音の16bitと24bitの違いなんて、演奏のバラツキに比較すると誤差です。

でも、スタジオに持って行くHDDにバウンスしている時に、
「あっ!サンプリング周波数違うやん!!」
これはさすがに全部やり直し。
「開始小節がオフセットしてる!!」
これも全部やり直し。
「終了小節でまだシンバルが残ってるやん!!」
これはシンバルのみバウンスやり直しかな。
「ピアノをモノラルで書き出してしもた!!!」
よくやってしまうミス。当然やり直し。ちなみに、ステレオトラックに目いっぱい0dBFSまで入れたものは、安易にモノラルにすると+6dBになるので歪みまくります。特に、トライアングルやタンバリンなどの単一楽器をソフトシンセのステレオトラックからモノラル書き出しの際に歪みやすいので、必ずステレオトラックでピークが-6dBFS以下であることを確認してから、モノラルで書き出します。
「ギタートラックのEQとコンプ切り忘れた…。」
これもやり直し。制作者が仮でかけたエフェクトなんて、エンジニアに失礼(だと思う)。

と、例をあげればキリが無いくらいのトラップの山。数時間の作業が無駄にならぬよう、慎重に進めるのですがねぇ…

そういえば、昔からよく聞かれるんですが、
「スタジオに持っていくパラデーターのピークレベルはどのくらいがいいの?」
という質問があります。昔ならば、答えはもちろん、
「歪まない(0dBFSを超えない)ギリギリのレベル。」
です。しかし、今のデジタル録音では、PCの中でノイズが増えることはありません。だから、生楽器は極力「何もいじらず」そのままで書き出してスタジオに持って行きましょう。もちろん、フェーダーも0dBのままで。なぜならば、何もいじらなければ自分のDAWでの信号処理が入らないので、作品トータルの演算誤差が減るからです。これは、音の鮮度を保つ上で重要なことです。加工は、スタジオでエンジニアさんがやってくれます。

最後に、実はあまり知られていないことをひとつ。
「レコーディング用のパラデーター書き出しの際に、ディザーをかけてはならない!」
本来、ディザーは16bitフォーマットにする時の1LSBの量子化ノイズ軽減を目的としています。その正体は、単に±1LSBのランダムノイズです。これは、CDマスタリングでは効果を発揮しますが、レコーディング用のデーターとしては、単なるノイズ付加です。音を悪くすることはあっても、良くすることはありません。

また、ディザーをかけると、zip圧縮などで無音部分が圧縮されなくなります。ノイズ付加により無音ではなくなるからです。サーバー経由のデーター受け渡しなどでは特に、非効率になるので注意してくださいね。

ではでは、仕事に戻ります。

実は、まだCubase VST5だったりします…。
折角インストールしたCubase5ですが、まだ慣れていなくて…。

|

« 雨降って地固まる、かも | トップページ | リズム録り »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。