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2010年3月31日 (水)

ルルルルー

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新曲のバンドアレンジ完了!
いよいよ、待ちに待った4月がやって来ます!

あ、こういうのをツイッターでやればいいのか。

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2010年3月30日 (火)

ギターアンプ改造準備

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改造準備として、まずは愛機JC-77のアンプ部を開けてみました。

見るからに懐かしい造りです。巨大な電源トランスとブリッジダイオードと電解コンデンサで構成される電源部。そして、紙フェノール樹脂の基板には、古典的なリード部品。製造業を目指す現代の若者が見たら、
「骨董品ですか?」
と言われそう。でも、これがたかだか25年ほど前、ちょうど僕がプロの回路設計者を目指していた時代の製品です。

余談ですが、この30年ほどの技術革新って何だろう?と思います。レコードがCDになり配信になり、コンピューターが普及し携帯電話が出来て、僕らは圧倒的に便利になった半面、ますます孤独になっていく。10年以上にわたり、電機メーカーで最新機器を設計していた僕などもその加害者ですが、便利さと引き換えに失う物があまりに多いことを、年を取るごとに痛感します。

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そもそも、改造しようと思った原因は、その多すぎる「サー」という残留ノイズです。そのノイズの元凶…と推測されるICです。三菱電機製(現:ルネサス)のM5218L。元々はRC4558というレイセオン社のローノイズオペアンプがあり、それの互換として作られたのものです。JRCのNJM4558や三洋電機のLA6458など、国産でもほぼすべてのICメーカーが互換品を出している大定番です。ただ、本機の場合は入力インピーダンスの設計値が高い(1MΩ)ため、ローノイズICの良さを発揮出来ず、入力段の1/fノイズが大きくなっていると推測します。これを、JRCのNJM072BLというFET入力タイプに変更することにより、ノイズを低減できるのではないかと企んでおります。

さあ、あとは部品を入手して改造するのみですな。

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2010年3月29日 (月)

リズム録り

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「太田さん!本日の新商品はですねぇ…」
おっ!来た来た!ドラムマニア本橋昭宏の会話。
「このペダルなんですよ。」
「ん?YAMAHAのペダルは前からじゃない?」
「いやいや、ビータ(タンポの部分)です。」
「おおっ!最近の四角いやつじゃなくて、昔ながらの丸いやつだね。」
「これがね!実はすごくロック的な音なんですよ!」

そうですか!それは良かった!
でもさ、本日のレコーディングは演歌なんだけどね…。


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けれど、実は一番変わったのはそのドラムセットの構成。以前は、2タム1フロアーだったのですが、最近は1タム2フロアーにチェンジ。本人曰く、
「理想の音程感になって、叩きやすいんですよ。」
確かに、明らかにプレイの色っぽさ3倍増しです。素晴らしい。こういう試行錯誤の繰り返しで、ミュージシャンは成長して行くんですね。彼のドラム談義は、僕自身まだ分からない所も多いけれど、少なくとも向上することに全てを注いでいるという心意気が、眩しい。

「いやぁ~仕事無いっすよ…。」
なーんて、やさぐれているミュージシャンとは全然違う。
そんな顔してたら、一生仕事なんて来ないもん。

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2010年3月26日 (金)

ディザー禁止

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何回やっても、何百回やっても、スタジオレコーディング前日のバウンス作業は、とっても緊張します。(あ、何百回はやってませんね。)

意外とPCオンチなワタクシは、家でギターを仕込む際、
「あれ?16bitで録っちゃった…。」
なんていう間違いは朝飯前。いや、大して変わりませんよ。内部処理がちゃんと32bitで行われていれば、録音の16bitと24bitの違いなんて、演奏のバラツキに比較すると誤差です。

でも、スタジオに持って行くHDDにバウンスしている時に、
「あっ!サンプリング周波数違うやん!!」
これはさすがに全部やり直し。
「開始小節がオフセットしてる!!」
これも全部やり直し。
「終了小節でまだシンバルが残ってるやん!!」
これはシンバルのみバウンスやり直しかな。
「ピアノをモノラルで書き出してしもた!!!」
よくやってしまうミス。当然やり直し。ちなみに、ステレオトラックに目いっぱい0dBFSまで入れたものは、安易にモノラルにすると+6dBになるので歪みまくります。特に、トライアングルやタンバリンなどの単一楽器をソフトシンセのステレオトラックからモノラル書き出しの際に歪みやすいので、必ずステレオトラックでピークが-6dBFS以下であることを確認してから、モノラルで書き出します。
「ギタートラックのEQとコンプ切り忘れた…。」
これもやり直し。制作者が仮でかけたエフェクトなんて、エンジニアに失礼(だと思う)。

と、例をあげればキリが無いくらいのトラップの山。数時間の作業が無駄にならぬよう、慎重に進めるのですがねぇ…

そういえば、昔からよく聞かれるんですが、
「スタジオに持っていくパラデーターのピークレベルはどのくらいがいいの?」
という質問があります。昔ならば、答えはもちろん、
「歪まない(0dBFSを超えない)ギリギリのレベル。」
です。しかし、今のデジタル録音では、PCの中でノイズが増えることはありません。だから、生楽器は極力「何もいじらず」そのままで書き出してスタジオに持って行きましょう。もちろん、フェーダーも0dBのままで。なぜならば、何もいじらなければ自分のDAWでの信号処理が入らないので、作品トータルの演算誤差が減るからです。これは、音の鮮度を保つ上で重要なことです。加工は、スタジオでエンジニアさんがやってくれます。

最後に、実はあまり知られていないことをひとつ。
「レコーディング用のパラデーター書き出しの際に、ディザーをかけてはならない!」
本来、ディザーは16bitフォーマットにする時の1LSBの量子化ノイズ軽減を目的としています。その正体は、単に±1LSBのランダムノイズです。これは、CDマスタリングでは効果を発揮しますが、レコーディング用のデーターとしては、単なるノイズ付加です。音を悪くすることはあっても、良くすることはありません。

また、ディザーをかけると、zip圧縮などで無音部分が圧縮されなくなります。ノイズ付加により無音ではなくなるからです。サーバー経由のデーター受け渡しなどでは特に、非効率になるので注意してくださいね。

ではでは、仕事に戻ります。

実は、まだCubase VST5だったりします…。
折角インストールしたCubase5ですが、まだ慣れていなくて…。

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2010年3月24日 (水)

雨降って地固まる、かも

友人の結婚披露パーティーに渋谷へ。
僕と同い年の中年カップルは、いやいやどうして、初々しく輝いていました。

紆余曲折あっても、回り道しても、
いいじゃない。

もしかすると、これもまだ通過点かも知れないけれど、
それもいいじゃない。

人生なんて何が起こるか分からない。
ただ、いま現在を信じていれば。

外は冷たい雨。
あわよくば、うまく固まるといいね。

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2010年3月23日 (火)

貧乏なギタリスト?

本ブログでは、いつの間にか「検索フレーズランキング」なるものが右下に出るようになっているのですが、まあ、よくあるのは、

「僕たちのプレイボール」
「イナズマイレブン」
「石野真子」
「米澤粋夏」
「うたもの」

などですが、たまに、

「ギタリスト 貧乏」

など、なぜ???と目を疑うような検索結果が入っております。

そうか!ブログ名が「うたものギタリストの器用貧乏な日々つれづれ」だからだ!
すみませんが、実際は割合まともな生活ですので、あしからずご了承くださいませ(笑)。

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2010年3月22日 (月)

青森、銀座、西荻窪

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青森日帰り ただし打ち上げ付き

北津軽郡板柳町のみなさま、ありがとうございました!
小中学生や高校生のバンド講座メンバーを中心とした"ita-フェス2010"でのゲスト出演。演奏しているみんなの瞳の輝きが眩しかったなぁ。僕らが音楽を始めた頃もそうだったかも知れない。心が洗われるような1日でした。ちなみに、米澤粋夏さんは22日がお誕生日だそうです。年齢は秘密だそうです。
打ち上げ途中、さんざん後ろ髪を引かれながら、夜行バス(ノクターン号)に乗り込みました…。

さて、乗ってすぐ、気が付いたら浜松町。あれれ?爆睡してた。酔っ払いオヤジのいびきは大丈夫だったかなぁ?ご迷惑かけていないかなぁ?ちなみに、ノクターン号は京急バスと弘南バスの共同運航ですが、弘南バスの機材の方が仕切りカーテン付きで熟睡できます。
また、他のバス会社では、
「いや、楽器はちょっと…」
「大丈夫です!どう積んでも壊れないように梱包してますから。」
「そうですか…万一壊れても補償は出来ませんが…」
「大丈夫ですから!」
と、いつも嫌がられる手荷物預けについても、
「ああ、お客さんの楽器はハードケースだから壊れないやね~。」
と、軽い反応で預かってくれるのも、ノクターン号の特徴です。きっと、青森のお客さんにクレーマーは居ないのでしょう。


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中央区「夢講座」バンド体験レッスン

一旦自宅に戻り楽器を替えて、昼間は銀座でバンド講座の最終レッスン。今回は歌い手さんが多かったので、僕の担当講座には珍しく、毎回ストレッチと発声練習から始めます。もちろん僕も一緒にやるんですが、これが気持ち良いんですよ。体のどこが響くかを探りながら、息の圧力を上げていく作業。自分との対話です。普段の生活の中で、なかなかカラダを開放する機会が少ないでしょうから、僕の講座では、とにかくカラダ全体で音楽をするという方針でございます。
最後の発表会にはお邪魔できませんでしたが、きっと素晴らしいステージになったことでしょう。


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オオフジツボ音や金時 満員御礼

そして、いよいよ連休最後のステージはオオフジツボ。お彼岸で強風にも関わらず遊びに来てくれたみなさま、ありがとうございました!いろいろハプニングもありましたが、2ndアルバムに向け、確かな手ごたえを感じつつ、楽しく演奏させていただきました。

次回は5月25日(火)@音や金時。こちらは北海道からカンテレ奏者のあらひろこさんと馬頭琴の嵯峨治彦さんのユニット"Rauma"をお迎えしての対バンです。北海道ツアー以来のカンテレの美しい響き。みなさんご堪能下さいね!

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2010年3月19日 (金)

リリース情報

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編曲で参加させていただいている、米澤粋夏さんのシングル「想い出にまだならない」が、Dog Ear RecordsよりiTunes配信開始された模様です。ライブになかなか行く機会が無く買えないという方も、ポチッとしていただければ幸いでございます。もちろん、ジャケット付きで音質も良いCD盤で欲しい方は、米澤粋夏さんのサイトのwebformから通販でもご注文いただけます。

iTunesサイトはこちら
Dog Ear Recordsのサイトはこちら

さて、そんな米澤粋夏さんの青森ツアーも今週末です。青森県は北津軽郡板柳町多目的ホール「あぷる」にて(長っ!)、3/20(土)14:00開演です。詳細はこちら。お楽しみに!

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2010年3月17日 (水)

黄昏のビギン

ここ最近、みんなにツイッターを勧められます。
「えーっ…ブログだけでも大変なのに、面倒くさいっすよ。」
「ううん。太田さん。今、やっていることをつぶやくだけですから。」
「そうですかぁ???」
「それに、まめにやるとCDの売り上げが違いますよ!」
「えっ?マジ?」

ということで、ブログでツイッターらしき文章を。

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「黄昏のビギン」という曲を、ここ最近、毎日のように聴いております。
前に一度、紫蘭まきさんのライブでカバーさせていただいた曲ですが、あのフランス映画のようなイントロの、何ともロマンティックな弦カルテットの響き。あれがたまらなく好きだから、ただいま猛勉強中。
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だめじゃん…
話題がマニアック過ぎる…

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2010年3月16日 (火)

ギターアンプ改造計画

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「僕のJC-77。これで残留ノイズが少なければ、素晴らしいんですけどねぇ…。」
「そうですねぇ。確かにかなりの量がありますね。太田さん、改造すれば?」
「あっ!そうか。きっとICを替えるだけですからね。」

そんなレコーディングでの会話をさっき思い出して、休憩がてら回路図を引っ張り出しています。1984年設計だけあって、何と古典的な回路だこと。出力段は「準コンプリメンタリPP」です。ビデオ系でよく使う「低電流負荷エミッターフォロワー」ではありません。こんな回路、性能の良いPNPトランジスタが豊富にある今は、誰も使わないでしょうね。

パワーアンプの入力はバイポーラトランジスタの差動回路。アイドリング電流が大きいと1/fノイズが気になりますが、ここの設定は約0.4mA。ノイズが気になるほどではないはずです。そうすると、問題はその前。オペアンプの類です。

どうやらこのアンプの設計者は、Fenderなどの真空管アンプの設計手法を、そのままトランジスタアンプに移植した形跡があります。トランジスタアンプとしては、回路のインピーダンスが無駄に高すぎる。だから、バイポーラー入力のオペアンプのNFが上がり、残留ノイズが気になるものと推測します。
「じゃあ、FET入力のオペアンプに替えれば?」
無論、そのような改造をする予定です。しかし、一応メーカーの弁護を。

この時代はまだFET入力のオペアンプが高価な時代。ギターアンプやエフェクターなども、やや強引にバイポーラー入力のオペアンプで設計されていました。だから、市販のエフェクターの入力インピーダンスは470kΩが多いのです。本来は真空管ギターアンプと同様に1MΩとすべきですが、ちょっと設計に無理が生じるので、当時の苦肉の策でしょう。

今、こんなアナログ回路をまともに設計しようと思ったら、ICメーカーに行くしかないでしょう。その位、製品の中でのディスクリート回路の部分は減ってしまいました。元来、アナログ回路屋の僕にとっては寂しいことです。けれど、ミュージシャンをしながら、ひそかに回路を組んで自分の機材を作ったりメンテしたりすることに、楽しみを見い出しています。

ただひとつ、気がかりなことがあります。この音響の世界、迷信が多すぎる。
「やっぱりオレンジドロップは良いよね!」
とか、
「ビンテージの線材を使うと渋い音になるんだよ!」
とか。そんなワケはありません。電気回路は、すべて電気的特性だけで性能が決まります。オレンジドロップが良いのは、あくまでもポリプロピレンコンデンサゆえの過渡特性と精度の良さであり、他のコンデンサでも安価に同等のものはあります。オーディオ用電解コンデンサも、箔の低倍率ゆえの高ラッシュカレント耐性や周波数特性の良さであったりするわけです。

だから、ブランドに惑わされてはいけない。ちゃんと勉強さえすれば、良い物は安価にできるのですから。

なーんて、回路図を見ながらうんちくを言っている時が一番楽しいんですよ。まったく。

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2010年3月15日 (月)

ケーブルつながってないやん!

犬耳家親族会議vol.4。みなさまご来場ありがとうございました!えーっと、多くのお客様のご期待通り、
「あれ?ケーブルつながってないやん!!」
なんていう本番ハプニングもありましたが(泣)、存分にお楽しみ頂けたと思います。演者の我々も、いつもながらの非常に楽しい会で、やはり朝まで打ちあがってしまいました(笑)。あたらめて、多くの出演者とスタッフの方々にも感謝を申し上げます。

さて、気が付けばホワイトデーも終わり、はや3月後半。
実は、制作が大変なことになっていることに気づきます。あれ?おかしいな?今月は学生同様、春休みのはずだったんだけど…。頑張りますよ!

3月後半のライブはこの2本!
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2010/03/20(土) 米澤粋夏@青森:北津軽郡板柳町多目的ホールあぷる
Start14:00
教育委員会主催の"ita-フェス2010"にゲスト出演させていただきます。
中高生のみんな!集合だ!一緒にギター特訓だ!

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2010/03/21(日) オオフジツボ@西荻窪:音や金時
Open18:30/Start19:30 \2,600
いつものオオフジツボのワンマンです。予約は要りません。
お気楽に、フラッとお越しくださいませ~。

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2010年3月13日 (土)

ニコニコ動画って???

本日の植松伸夫さんのイベント「犬耳家親族会議vol.4」ですが、どうやら"ニコニコ動画"なるもので生中継されるそうです。残念ながら、ネット音痴の太田は言っている意味がよく分からないのですが(笑)、おそらく開場の17:00以降に下記URLをクリックすると、ステージの模様が見られるのではないかと思います。当日券は無いそうなので、来たかったけど来れなかった方は生中継をトライしてみてください。

生中継のURLはこちら

あと、仮に、あくまで仮に事務処理が間に合えばの話ですが、米澤粋夏さんのシングル「想い出にまだならない」のiTunes配信も、本日中に始まるかも知れません。なかなかライブで買えないという方は、是非ご利用くださいませ。

詳細はこちら(DogEarRecords)

というわけで、みなさま会場の渋谷duoでお会いしましょう!

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2010年3月12日 (金)

カルディのツボにはまる

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隣駅近所の税務署まで確定申告に。そろそろ期限ギリギリだというのに、毎年あまり混み合っていないので非常に助かります。
「来年は、もうチョット頑張って税収に貢献するからね~。」
あっ、毎年言っていますね。

そろそろホワイトデーなので、帰りにデパートに寄る。コーヒーの香りに誘われて、ついつい"カルディ"へ。これが間違いのもと。

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「何これ!?ホワイトデーと関係ないモンばっかりやん!!」
さっきまで頑張っていたウチの経理担当に怒鳴られる。
じゃあ、来年はカルディで原材料を買って、手作りチョコでも作るかね~。

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最後の授業

授業最終日でした。しかも代講の補講です(笑)。

今年の各科目の最後の授業は、音楽の話や技術の話ではなく、もっとメンタルな話をしようと決めていました。ミュージシャンや音響や映像の世界で生きていく彼らに、僕が最後に伝えられることは何なんだろう…と、考える日々が続きました。

結果として、生々しい過去の自分や、四十過ぎても悩みながら制作している毎日を語るしかありませんでした。そこには、威厳もプライドも何もない。そうだよ。たまに先生業もやっているだけで、俺だって、普通のどうしようもないミュージシャンなんだから。

手を汚すことを恐れていては、何も生まれない。たとえば、仮に音楽の90%は想像や技術で書けたとしても、人の心を捉えるのは、残り10%のリアリティー。そこは、現実に自分が見て感じて味わったことだけが勝負。

「生き急ぎなさい。」

そんな当たり前だけど過酷なことを、二十歳そこそこの子達に教える。
何なんだろうなぁ。この世界。

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2010年3月10日 (水)

なごり雪

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♪君のくちびるが「さようなら」と動くことがこわくて下を向いてた (なごり雪/イルカ より引用)

昨日の東京の雪を見て、この曲を口ずさんだ人は、きっと僕だけではないはずです。思えば、この時代(1970年代)の歌達は、独特の郷愁を誘うものが多いです。さだまさしさんの「案山子」「駅舎」もしかり、僕らの年代は子供心にオイルショックや高度経済成長期の最後を見てきていますので、思い出すだけでついつい涙腺が緩んでしまう歌です。

もしも可能ならば、今の時代にもう一度こんな歌を。
最近、そんな風に考えるようになりました。

米澤粋夏さんのライブサポートで、よく青森に行きます。
いつも感じるのは、僕らが子供の頃と何ひとつ変わっていない街の匂いだったり、一見非効率だけれどとても人情味あふれるやりとりだったり。その空気の中では、全然知らない人とでも不思議と心が開けるんですね。東京の街を歩く時の「構えた感じ」が全くいらないんですね。

東京のピリピリした世界も好きだけれど、残念ながら何一つ欠けていない僕には、それを歌にするのは難しい。けれど、肩肘張って何かを背負っていくものの歌ならば、きっと良い物が出来そうだなぁ。

全然売れないだろうけどさ(笑)。

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2010年3月 8日 (月)

感動に飢えている

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街を歩くたび中古CDを漁ってしまうのは、充電不足な証拠。
感動に飢えている、と言っても良いかも知れません。

ふと思い立って、10年前くらいに一緒にバンドをやっていたシンガーソングライターのデモ音源を、久しぶりに引っ張り出して聴いてみた。

ゾクゾクした。

何の根拠も無い自信と、先の見えない不安。
背負い続ける覚悟と、投げ出したくなる衝動。
溺れることへの憧れと、それを許さないプライド。
そんな中で作ってきた音の数々。

きっとあの頃の曲は、もう再現出来ないと思う。

と、今、うっかり書いてしまって愕然とした。僕は、この10年の間にそんなに生きざまを変えてしまったのだろうか。ぬるい幸せの中に、音楽など生まれない。音楽を作るすべての原動力は、今、自分の身のまわりで起きていること。波風が無ければ妄想でもいい。いつもいつも、何かしらのザワザワを感じていることが、きっと音楽家には必要なんだと思う。

飛び始めた花粉に涙しながら、そんなことを思い直したり。

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2010年3月 6日 (土)

夜のレッスン

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夜のレッスンに銀座へ。と書くと、何だか大人の雰囲気が漂いますね(笑)。

でも、実はもっともっと大人の世界で、中央区築地社会教育会館主催の生涯学習事業を担当させていただくことになりました。そう、この歌舞伎座が出来た121年前…とまでは行かないけれど、人生の諸先輩方に、音楽の楽しみを味わって頂こうという企画です。

歌舞伎座も、いよいよ建て替えが始まるのですね。生きていくには経済観念が必要だし、ましてや会社として成立させるには、すべての事業は収益のために尽くされなければなりません。けれども、人間を含めすべての価値が金勘定で決まるような近年の匂いに、非常な憂いを感じる今日この頃です。

願わくば、銀座という街がその風格を保っていてくれるよう。
香港みたいにならないで、僕らの憧れのままで居てくれるよう。
そんなことを思いながら、帰宅ラッシュの丸ノ内線。

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2010年3月 5日 (金)

ルミナスアーク3 アイズ

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またまたサンプル盤が届きました。2月から3月って発売ラッシュだったっけ?
DS用ゲーム「ルミナスアーク3アイズ」のサウンドトラックです。確か、"Magic Night"というクリスマスソングのギターを弾いていますよ。こういう歌モノは良いですね。あ、単に自分が得意なだけですが…(笑)。

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商品名:ルミナスアーク3アイズ オリジナルサウンドトラック
発売日:2010年3月3日(水)
仕様:12cmCD/《アルバム》2枚組
品番:KDSD-00347,00348
価格:\3,360(税込)
発売元:ティームエンタテインメント
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2010年3月 4日 (木)

BOSS VF-1

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7年ほど前に旧友から頂いた機材、BOSS VF-1(下)。
昨日手に入れた2台目、BOSS VF-1(上)。

素晴らしく万能なマルチエフェクターです。歪み系のエフェクトこそイマイチですが、それを外部のペダルエフェクターにしてしまえば、およそどんな要望にも答えられます。しかも、24bit A/Dと30bit演算の真面目な設計は、デジタルっぽくなくて素直に良い音です。また、(回路詳細は書きませんが)この会社の製品はアナログ部も真面目に設計されており、回路屋としても非常に好感が持てます。

しかし、さんざん使い込んだ結果、特にライブなどの過酷な条件(湿度/振動)のおかげで、各接点の接触不良などが出てきてしまいました。その都度、部品交換や回路改造をしながら使ってきました。また、エフェクトボードから出したり入れたりするのが非常にめんどうで、ライブリハーサルと制作仕事が同時進行しているような時は大変でした。

「せめて、エフェクトボード用(ライブ用)と据え置き用(レコーディング用)を分けたいなぁ。」

と思ってきたのがここ2年ほど。しかし、すでに生産終了のこの製品、なかなか中古市場でも出回っていません。やむなく、宅録用に他のメーカーの機材なども試してみましたが、音も造作も全然ダメだったりして…。

やっと昨日、中古を見つけて2台目を手に入れました。こちらを据え置き用(レコーディング用)にして、ライブ用は古いやつをエフェクトボードに貼り付けっぱなしにしよう。実は、古い方は回路変更をしてあるので、接触不良などが極力発生しないようになっているのです。面倒くさがりの僕のことですから、あと10年以上はこのまま使うんだろうなぁ…。

たまたま頂いた機材が、その後の僕のスタンダードになる。
これもまた、出会いですな。

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2010年3月 2日 (火)

Pinky Piglets "MUSIC RIPPLE"

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若きガールズロック集団、"Pinky Piglets"のミニアルバムが届きました!
「あれ?でも、俺はレコーディング立ち会っただけじゃなかったっけ???」
と思ってジャケットを開くと…、あっ!1曲アレンジしたのでした!そう、昨年の暑い日でした。学校帰りの子供を怒鳴りつけて、ソプラノリコーダーを学校に取りに行かせ、そのリコーダーを僕が吹いて多重録音してトラックを完成させたんだった。何だか、セピア色の懐かしい思い出です。そうですか…満を持して発売ですか!

いいですよ~Pinky Piglets。等身大の彼女達の音楽。
やっぱりね、私小説に勝る物語はありませんからね。
ちょうどレコ発ライブが目白押しだから、時間を見つけて観戦に行こう!

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タイトル:MUSIC RIPPLE
アーティスト:Pinky Piglets
発売日:2010/03/02
発売元:(株)ミュージックスコーポレーション(HWPP-10031)
価格:\1,500
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2010年3月 1日 (月)

Excel 2007は何故位置がずれる?

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デザイン系ソフトが全く使えない太田は、ライブチラシなどを全て"Excel 2007"で作成しております。ええ、このギタリスト、Excel使わせたらそこらの経理の方には負けません(笑)。しかしこのExcelという代物。昔のバージョン(Excel 97など)は、画面上のオブジェクトの位置と印刷イメージがほぼ一致していたのですが、2007になってからえらくズレるようになっていませんか?全面写真のチラシを作ると、画面上では改頁線ピッタリなのに、印刷では必ず2ページ目までかかってしまう。このバージョンにして早2年になりますが、いまだによく分かりません。詳しい方がいらっしゃったら、ぜひご教授願いたく思います。

さて、上のチラシは、次のライブで配布するためのものです。
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2010年3月13日(土) 犬耳家親族会議 vol.4渋谷:DUO Music Exchange
開場17:00 / 開演18:00 \4,500
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おなじみ、植松伸夫さんのイベントに、またまたお邪魔することになりました。今回は、米澤粋夏さんのサポートで出演です。圧倒的な歌声の新譜をひっさげて、いざ皆様にプロモーションでございます。今回もどうぞご贔屓に!

しかし、ああぁ…なんということでしょう…。
オオフジツボのライブ予定まで見えてしまっている…(笑)。
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2010年3月21日(日) オオフジツボワンマンライブ@西荻窪:音や金時
開場18:30 / 開演19:30 \2,600
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こちらもよろしくねん!

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映画「僕たちのプレイボール」

浅田真央選手の演技に涙したり、チリ沖地震の惨状に呆然としたり、そんな毎日。今居る現実は、偶然ではなく必然なのでしょう。非常に難しいことではあるけれど、自分も含めすべての人を受け入れて、ちゃんと意思疎通したい。まあ、それが出来ないから、音楽のように、うまく心を逃がす手段があるんだとも思うのですが。

最近思うこと。人間は、常に「いじめられっ子」を求めている。
盲目的な政治家叩きに公務員叩き。中途半端なナショナリズムから来る外国人叩き。ネット社会の発達は、圧倒的な便利さと引き換えに、面と向かっては話せないような下劣な意見達にも、独特のコミュニティーを与えてしまった。その結果、あたかもそれが市民権を得ているような錯覚をもたらしてしまっている。より良く生きるための自己批判などすることもなく、誰でも良いから叩かれ役を探している大人達。

そんな大人達を子供が見上げた時、果たして自分の信念など持ち続けることが出来るだろうか?僕は疑問だ。
こんな僕とて、とても子供達に誇れるような大人ではない。いつも、限りなく黒に近いグレーの部分を持ち続けながら生きている一人だ。けれども、職業柄、顔をさらして名前をさらして必死に生きている姿には、彼らの前でまっすぐに立てる資格はあると思う。また、せめてそれだけは、持ち続けたいと思う。

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まっすぐな少年達が主役の映画、「僕たちのプレイボール」。昨日2月28日は、一般向けの完成披露試写会が中野サンプラザで催されました。太田は、主題歌「ここから始まる」の作詞/作編曲と、挿入歌の編曲を担当させていただいております。何回見ても、素朴に涙する映画です。監督の三村順一氏も、
「けれん味のない、素晴らしい映画です。」
と自ら評しています。確かに、この映画には作りモノの特殊効果とか、大風呂敷を広げたようなお涙頂戴シーンなどは一切ありません。小さい役者達が、夏休みをすべて返上して本当に野球を特訓し、本当に試合をし、それを淡々と撮影したドキュメント映画に近い雰囲気を持っています。だからこそ、僕ら大人が忘れかけている匂いが伝わってくるんだと思います。

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もしかすると、映画を見終わった瞬間の感動は、豪勢なハリウッド物に対して小さいかも知れない。けれども、心のどこかにずっと引っかかって離れない。ユニフォーム姿の彼らの前で、まっすぐに立ち続ける大人でありたいと思う、そんな映画です。

2010年5月15日。東急系にて全国ロードショー開始。どうぞお見逃しなく。

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