« 2009年8月 | トップページ | 2009年10月 »

2009年9月30日 (水)

夢の無い機材の話

みなさまご心配お掛けし申し訳ありません。おかげさまですっかり熱も下がり、宅録仕事やバンドアレンジなどやっております。10/2(金)から、晴れて外に出る予定です。

宅録の合間に、最近購入したある安価なエフェクターの立ち上げ作業(自分用のプリセットなどを練り込む作業)などやっておりました。

090930effect5

「こんなもんでも、意外と使えるもんやなぁ…。」

まったく最近のDSPの演算には恐れ入ります。歪み系はメーカーの個性が強過ぎてよく分かりませんが、空間系に関しては、僕の使っているソフトウェアのリバーブよりも良いかも知れない。あとはアンプシミュレーターの、特にスピーカーシミュレートの部分。ここは単純にEQではなくて、コムフィルター(くし型フィルター)を併用して、スピーカー高域の分割振動のシミュレートをする部分ですが、ここが良く出来ている。歪ませた時、高域を立てても、耳当たりが痛くありません。僕の用途は、単純にアンプシミュレートなので、そこが良ければ、とりあえずはOKなのです。

しかし、よせばいいのに、ついついその安価なデジタル製品の中身を見たくなってしまい、開けてしまいました。
(おことわり:本記事は、決して全てのデジタル製品を否定するものではありません。また、ここから夢の無い話になるため、ミュージシャンの方は読まないことをお勧めします。)

090930effect1
とりあえず鉄板の裏蓋を開けてみました。表側は当然プラスチック。90mmX120mm程度のメイン基板に一括して回路が収められています。設計屋としては一言二言ありますが、こちらもこの作りを覚悟して買っているから、まあ良いのです。

090930effect2
電池ケースを外してみました。あれ?ケースの両脇から、ネジ穴に向けて針金が伸びているぞ…

090930effect3
なんと!この針金をメイン基板と共締めすることにより、電源をつないでいます。コネクター代と線代を浮かせ、かつ製造しやすく…という猛烈なコスト意識を感じます。上の基板写真の半田が削れている部分が接触部です。まあ、民生用ならこれで良いと思います。しかし、我々の現場には雨の野外もあるしトラック移動もある。万一の接触不良も許されない現場では、怖くて使う気にはなれません。
あ、でもよく考えてみたら、そもそもライブではプラスチック筐体の機材自体、使わないか…。

090930effect7
そして、基板を外そうとして、裏蓋と基板を導通させている金属棒(スペーサーと言います)を抜こうとした瞬間、
「うわっ!これもプラスチックや!」
なんと、樹脂に金属メッキしたもの。コスト意識ここまで来たり。きっと、接触抵抗は鉄ももメッキも大して変わらないでしょうね。コストは1/10以下でしょう。
横の入出力ジャックは基板直出し。ナット止めはありませんので、ケーブルが差さっている付近を踏ん付けると本体が破損します。20才の頃、ステージで痛い思いをしたことがあります。

090930effect6
続いてメイン基板のフットスイッチ箇所。ここは各社凝った手法が使われるので、僕も参考にしている部分ですが、これは簡易的なタクトスイッチ。500000回の耐久性を持つALPS電気製です。

090930effect4
アナログ部のデバイスは、入力バッファーにJRCの低飽和OP-AMP、NJM2100。出力バッファーには同じくJRCのヘッドフォンアンプNJU7082(ライン出力とヘッドフォン出力が共用のため)。そして、ADC/DAC(いわゆるCODEC)にはWolfsonのWM8734が用いられています。96kHz/24bitと言ってもこのIC、実はS/N性能は90dBしか取れない。ということは、理論上16bit精度しか出せないということなのです。なぜなら、電源電圧がたかだか3.3Vだからです。信号電圧としてはMaxで2.828Vp-p(1.0Vrms)。この間を24bit精度では16777216段階に区切らなければなりませんが、そんな精度はアナログのノイズがある限り、無理です。この問題は、CODECを持つ全ての機器に当てはまることですが、個人的には大きな問題と捉えていません。というのは、我々制作者が"24bitで!"と言っているのは、あくまでPC内の膨大な演算誤差を最小にするための"24bit演算"であり、入口と出口にそこまでの精度は必要無いと認識しているからです。とはいえ、16bit精度だと大分足りないのですが。

結論をどう書こうかと悩みますが…
これは、非常によく出来た安価な家電製品です。音の出来は良く、かつコストダウンネタも満載で、だからこそ低価格なのでしょう。宅録では大活躍すると思います。

けれども、少なくとも僕はライブでは怖くて使えません。現場に持ち出す機材は、まず耐久性と信頼性ですから…。

| | コメント (2)

2009年9月29日 (火)

流行に乗る

090929drug

各方面にご迷惑をお掛けし、大変申し訳ありません。
晴れて外に出られるまで、あと2日です。

| | コメント (2)

2009年9月24日 (木)

うるさい奴ら

090924reizouko
ものすごい写真ですが、これは15年前に買った冷蔵庫のコンプレッサー(モーター)部分。

「このうるさい冷蔵庫!そろそろ寿命ちゃう?早めに買い替えようよ!」
「いやいや。うるさいのはコンプレッサーをフローティングしているサスペンション部がヘタっているからやで。性能そのものは何の問題も無い。」
「ほんまに~?急に壊れたら、中の食材全部腐ってしまうで!」
「電気のプロが言っているんやから、信用せい!」
「ほな、放っとかんと、ええ加減に修理してよ!」

と、仕方なく裏を開けてみる。
下側のサスペンション(バネ)部分が、周りの何らかの部品と共振して大音量のノイズになっている様子。なかなか詳細原因は特定できないのですが、サスペンションをグリグリと調整していると、ある程度共振を止めることが出来ました。それでも新品に比べれば音は大きいけれど、とりあえずぐっすり寝られる音量までノイズ低減。

「どう?こんなもんで。」
「うーん。マアマアやな。」

家族の意見はなかなか厳しい。


090418cycle2
もうひとつは、僕の自転車のリアブレーキ。

古典的なバンドブレーキで、良く効くのですが、それはそれはキーキーとけたたましい音量で鳴く奴。

「そういえば、最近の自転車って、ブレーキの音しないなぁ?」

不思議に思い調べてみると、実はバンドブレーキ付きの自転車なんて誰も乗ってやしない。最近は、「サーボブレーキ」や「ローラーブレーキ」など新技術で鳴きを抑えるものが主流だとか。バンドブレーキがドラムを外側から締め付けるのに対し、サーボブレーキやローラーブレーキは、車のドラムブレーキ同様に内側からブレーキシューを当てるタイプ。

「ほぉーっ!知らなかったなぁ~。」

サーボブレーキとバンドブレーキは取り付け寸法が同じなため、後から付け替えも出来るらしい。先日、買い物ついでにDIYの自転車パーツコーナーに行ったら、1000円台で交換用ブレーキが売っていました。こちらは果たして交換する日は来るのでしょうか…。

| | コメント (2)

2009年9月23日 (水)

サイクリング

090923arakawa2

090923hashi

橋の上から荒川見物。いくら折れないと分かってはいても、大型トラックで大揺れする橋の中央に立つのは恐ろしいものです。けれども、少し湿気を含んだ秋の風が、猛スピードでほほを通り過ぎて行くのが心地よい。

090923arakawa1

練馬のハズレの我が家から荒川まで、行きは外環道沿いに自転車で走ってみたのですが、アップダウンの多さにヘトヘトです。いや~朝霞市あたりに住んでいる人は大変だなぁ。

人生には3つの坂がある。

上り坂
下り坂
そして、朝霞。

なんちって…。

090923cycom

消費カロリーは、およそ1300kcalか?なかなか体重に反映しない40歳。

| | コメント (0)

リリース情報

090923inazuma

ゲームの次はアニメです(笑)。
「おい太田!どこが『うたものギタリスト』なんだよ!?」
と言われそうですが、最近は劇伴曲のアレンジを担当させていただく機会も増えました。

今回は、アレンジを担当させていただいているTVアニメ「イナズマイレブン」のサウンドトラック発売です。作曲はおなじみの光田康典氏。フルオーケストラの編曲は、とてもチャーミングな亀岡夏海さん。ロック系の編曲を太田。ロック系のリズム隊は、いつもの石野真子バンドのメンバー(Drums:本橋昭宏、Bass:山本昭、Percussion:安井希久子、Guitar:太田光宏)が担当しております。

たかが劇伴と驕ることなかれ、非常に内容の濃いサウンドトラックになっておりますので、よろしければ聴いてみてくださいませ。ファン待望のDVDも付いています。

詳しくはこちらを。

| | コメント (0)

2009年9月21日 (月)

滝廉太郎居住地跡

090921takirentaro1

学校の近所の地下鉄半蔵門駅前に、ひっそりとそれはあります。

090921takirentaro2

石碑には、代表曲「荒城の月」の歌詞。写真の看板には生い立ちなどの説明文。
授業の合間の散歩に、敬意をこめて必ず立ち寄る場所なのです。

| | コメント (2)

2009年9月19日 (土)

ファンタジーと現実との狭間で

夢を売る…というのが僕らの仕事だとしたら、それを聴いてくれるお客様は、出来ることならば、今、目の前の現実を生きている人であって欲しい。

そんな思いをかき立てられる、土曜日の秋葉原。
「おいしくなーれ!萌え萌え、キューン!」

あのさ、おいしくならないから!!!
それより、料理上手な彼女を見つけようよ!!!

090919kumano

で、新宿熊野神社の祭りに移動。こちらは、ファンタジーと現実との程良い混ざり具合が、実に心地良いですな。

| | コメント (2)

JRホーム上の化粧品屋

090918cosume

かつて、JR恵比寿駅の山手線ホームに「文庫本自動販売機」なるものが出来て、大変ショックを受けたものでしたが、今回の池袋駅埼京線ホームのこのショップも、かなりキテます。はい。コスメショップ…要するに、化粧品屋さんです。

暇にまかせてしばらく観察していると、ちゃんと対面販売もやっているんです。いや、化粧のお試しはさすがに出来ないのですが、きちんとアドバイスして売っているようです。すごいなぁ~化粧品って、消耗品だもんね。買うのに時間かけたくないよね。

ついでに、ギター弦とピックも売ってくれないかなぁ…?
JR代々木駅あたり、意外と売れるよ。

| | コメント (1)

2009年9月17日 (木)

サガ2入荷!

090917saga2

今までにもゲームの曲はいろいろ演奏させていただいておりますが、サンプル版でゲームソフトが送られてきたのは初めてです(笑)。スクエニさん、ありがとうございます!

スクウェアの名作「サガ2」がニンテンドーDSでリメイクされ、本日発売されました。音楽は、植松伸夫さんの楽曲を伊藤賢治さんがリアレンジするという、言わば師弟共同作業。太田は「伝説は始まる」という楽曲で、アコースティックギターを弾かせていただきました。イトケンさん、いつも使って頂きありがとうございます!

さて、ウチではゲーム音痴の僕に代わって、子供達がすでに何やらやっておりますな。

| | コメント (0)

2009年9月16日 (水)

モニターリバーブ問題

「モニターリバーブもかからないのかい!このシステムは!?」
とか何とか以前のブログに書いていて、
「あれ?こうすればかかるやん…。」
という方法を思いつきました。

録音の際、オケ対クリックの微妙な時間差やレイテンシーに過敏な体質なので、レイテンシーのあるDAWのモニター機能を使うのがイヤで、ウチでは全てミキサーを通してモニターしています。ただ、このミキサー(YAMAHA MG10/2)AUX SENDが2系統同時に使えないので、AUX1からDAWに送りつつAUX2でモニターリバーブを…というわけには行きません。

090917block2
(クリックで全体が見えます)

僕はこのシステムで慣れているので、
「まあ、気持ちよさは無いけど、仕方ないなぁ…。」
で済みますが、ボーカリストなど他の方をレコーディングで招いた際、
「えっ?モニターにリバーブかからないの!?」
と驚かれます。すみませんでした…。

で、思いついた方法は、今までのAUX送りをやめ、「インサート端子をスルーしつつDAWに送る」というもの。インサート端子にケーブルを差すと、一般的には入出力が切れますが(そりゃぁインサートですから)、ここをショートしたままパラでDAWに送ればいい。しかも、インサート端子からの録音は、先人たちもやっている通り、AUX出力バッファーやボリューム等の素子をすっ飛ばせるので音質的にも有利なはずです。

具体的にはステレオフォン→モノラルフォンの変換ケーブル1本で実現出来ます。ただ、ここのケーブルは録音される信号がもろに通るので、十分な品質が必要です。で、早速作ってみました。

0909175cfv
使用するケーブルは日本アンテナ製の5CFV。信号線と編組GND間の1mあたりの容量が55pFで、オーディオケーブルよりもはるかに少ないという点で、性能的に僕は高く評価しています。しかも、量産品ですから圧倒的に安い。

090917cable
出来上がりはこんな感じ。これで晴れて、録音しながらモニターリバーブもかかるようになりました。新規設備投資無しで解決。めでたしめでたしと。

| | コメント (1)

オープンカフェにて

道玄坂上から神泉駅方面に下って行った所に、お気に入りのオープンカフェがあります。コーヒーの味は、まあまあ好み。とりたてて優雅な感じではない。店員のオジサン2人の接客も、至って普通。
「じゃあ、何がお気に入りなんだよ!?」
いや、そこに集まるお客さんの話が、いつもあまりに特殊なのです。

平日の15:00あたり。まあ、堅気の方は喫茶店など来ない時間。外まわりの営業マンも、15:00といえば商談真っ只中の「おいしい時間」のはず。立地的にも、昼下がりのこの店は、「とても堅気じゃない人」が集まります。ええ。僕もそのひとりですとも(笑)。

で、本日の隣席は、成り上がりのイベントプロデューサーらしい。大きな声で自分の成功した企画の話をしている。しかも、僕と同業の音楽の世界で、富裕層ターゲットに利幅の大きいビジネスモデルを、今年大成功させた人物。
「おおっ!あの企画、このガラの悪い兄ちゃんが仕切ってたのか!」
と感心しつつ、非常に複雑な気分になります。

僕は貧乏性なので、ライブも制作もレッスンも、出来るだけリーズナブルな価格設定にしたいし、もともと「ぼろい」商売は嫌いです。しかし、必ずしもお客様は「安くて良いモノ」を求めてはいない事も知っています。むしろ、富裕層の方々は、高い価格だからこそのプレミアムサービスを求めている方も多くいらっしゃいます。そういうニーズにお応えしていくのも、我々「夢を売る商売」の仕事かも知れない。

と、ここまで考えて、ふと我に返ります。

「でも、僕はそんなに夢を売れるんだろうか?」

あれっ!ダメじゃないか!そんなことでは!
そうだ。恋をしよう(オチはそこかい!)。

| | コメント (0)

2009年9月14日 (月)

お祭りだ!

090913matsuri2

オオフジツボライブ。満員御礼ありがとうございました!
折しも西荻窪界隈も秋祭り。おとなりの吉祥寺も大変な人出でしたね。

上の写真は、神輿の小休憩の時間のようです。すでに皆さんかなりの酒が入っている模様で、隣のコンビニにビールを求めて駆け込んできます(笑)。

090913matsuri1

そして夕方には復活です。ちょっと足元がおぼつかない模様ですが、駅前を元気に練り歩いて行きます。

老若男女がみんな良い顔をしている。いいですなぁ。

まあ確かにね、特に吉祥寺なんか、渋滞は起きるしバスは遅れるしね…でもね、それに代えられない価値が、きっとここにはありますよ。だからさ、みんなで楽しみましょうよ。1日くらい、働かなくてもいいじゃん。バカな大人達になって良いじゃん。ねえ。ゆっくりした時間を感じましょうや。

…って、自分はライブやってるんだけどね(笑)。

| | コメント (0)

2009年9月13日 (日)

精度にこだわる

090912gotoh1

ギターペグ(糸巻き)が入荷したとの連絡を受け、楽器屋へ。

楽器は見た目じゃない(見た目も重要だけど…)。音だけでもない(もちろん音も重要だけど…)。毎日仕事で使うものは、むしろその精度と耐久性が命だと思っています。最近メインで使っている東海楽器製造(株)のセミアコES-130は、ネックとフレットの仕上げの良さが非常に気に入っています。間違いなく100点です。ただ、マホガニーという柔らかい木材をネックに使用していることによる温度変化への過敏さ(トラスロッドの伸び縮みにシビアに反応する)と、糸巻きの多少のガタにより、チューニングの安定度は80点くらい。
「それがセミアコの味だよ!」
というギターマニアの方もいらっしゃるでしょうが、こっちは仕事。ステージストレスを無くすため、出来るだけ改善したいとずっと思っていました。

090912gotoh2

日本が誇る最高の機械加工技術で仕上げられた、後藤ガット有限会社のペグ。触ってみると、そのクリアランスの無さに驚きます。寸分のガタも無い。付け替えるのが楽しみですな。

| | コメント (0)

2009年9月11日 (金)

千駄ヶ谷界隈

090911sendagaya

そのスタジオは、のどかな千駄ヶ谷界隈、鳩森神社のすぐそばにあります。何度かお邪魔しているのですが、いつも通り過ぎてしまい迷ってしまう。今日はじめて迷わずに来れました。そうだ。蕎麦屋の2階と覚えておこう。

「おはようございます!」
「あれ?太田さん?」
「おおっ!○○さん!」

別件でいつもお世話になっているエンジニアの方だったり。世の中狭いものですな。
そういえば、別のスタジオで先日、有名な若手ロックバンドと遭遇しました。そんな話を昨日学校でしていたら、

「いいなぁ~!先生!役得だねぇ!」
「そうかぁ?そりゃ~スタジオ行けば色んな人と遭遇するやろ。」
「で、サイン貰わなかったの?サイン!」
「えっ?何で俺がサイン貰うん?」
「えーっ!もったいない…。貰えばいいのに…。」

この子達、なにか勘違いをしているらしい。

「そりゃぁ、向こうが「サイン下さい!」って言ってきたら、俺もしないこともないけどさぁ。」
「???」
「挨拶でも普通、名刺交換ぐらいやろ。いちいちサインとかせえへんやろ。」
「…ぁ…でも、サイン貰ってオークション出すとか…ぁ、しないですよね…。」

やっと、この子たちも分かってきたかな?このオジサンの正体が(笑)。

090911studio

さて、今日はエレキギターも録ったのですが、珍しくFenderのTwinで鳴らしました。僕が一番好きなアンプかも知れない。ライブでは信頼性を考えて必ずJC-120ですが、状態の良いFenderは、弾き手のクオリティーも上げてくれます。真空管マジックです。

さて、どういう仕上がりになるのか、楽しみですな。

| | コメント (2)

2009年9月10日 (木)

オオフジツボのライブです。

090910semi

天高く、気が付けばもう秋の空。
蝉の姿を見るのも最後かも知れません。

さて、お待たせいたしました!日曜日はオオフジツボのライブです。
いつもの西荻窪:音や金時にて、いつものようにアイリッシュらしきものを織り交ぜつつ、いつものように長いMCが特徴の、アットホームなライブでございます。気が向いたら是非!

2009/09/13(日)
オオフジツボ ワンマンライブ @西荻窪:音や金時
Open18:30/Start19:30 \2,600

ご予約は不要です。ふらっとお越し下さいませ。

| | コメント (5)

マジック

090909tomato1

「音楽の世界で、とにかく勝ちたい!」
そんなことをしきりに考えていた、僕のアラサー時代。何という若気の至り。それが今では、
「ポピュリズムと自分の音楽の狭間で、このオヤジは常にコンプレックスに苛まれているんだよ。」
なんて学校で語っている。血気盛んな若い奴らにこのオヤジの言葉がどう響くのか。願わくば、
「そんなオヤジの戯言、聞きたくもないねぇ!」
と、若気の至りで突き進んでみてほしい。壁に当たるのは、それからでも遅くない。

090909tomato2

トマトとチーズと長芋の重ね揚げ。異質なモノの組み合わせで、マジックが生まれるのか?
揚げるというよりも、少し多めの油で焼く感じ。

090909tomato3

結果、マジックは生まれず。想定の範囲内の味でした。もしかすると、オリーブ油とパセリで化けるかも知れない。けれど、それってイマイチな編曲を強引にフィルインで聴かせてしまうのと一緒かもなぁ。

| | コメント (0)

2009年9月 9日 (水)

文明の利器

仕事柄、よく東京メトロ副都心線を利用しています。バリアフリーが充実していて、高齢者や身障者だけでなく、僕のような機材持ちにとっても非常にありがたい路線です。

ところが、副都心線の駅構内では、なぜか僕の携帯電話(au)が全く反応しないのです。つまり、全く電波が来ない。開通当初は、
「まあ、そのうちアンテナも立つんだろう…。」
と高をくくっていたのですが、1年近く経っても反応なし。

おかしいなと思って調べてみると、副都心線では新800MHz帯のアンテナしか設置していないらしく、旧型の携帯には対応しないらしい。折しも携帯電話の電波再編がされている真っ只中、なるほど、ここにも再編促進の意図があるわけですね。2012年までに電波再編完了する予定のようです。

ならばしかたない。
しかたないけれど…

携帯電話だけでなく、テレビもパソコンも、文明の利器はその道を進み続けるという運命にあります。しかしながら、どうしてもそこで買い替えなどによる資源のロスが発生してしまう。しかも頻繁に。願わくば、一度手に入れたら、修理しながら一生使えないものか?自分が生きているうちに生まれた資源ロスは、せめて自分の棺桶に入る程度の量に抑えたいと。

かつての電子回路設計者として、加害者的な罪悪感と共に、文明の利器でこんなことを書いてみるのです。

| | コメント (0)

2009年9月 8日 (火)

たまごシェーカー

090908shaker

吉祥寺の某楽器屋にて、

…シャカシャカシャカ…

「うーん…やっぱり小学生リズムやなぁ…。裏が早い。貸してみ?」

…シャカシャカシャカ…

「あれ!このシェーカー振りやすい。素人のお父ちゃんでも使えそうや!」
「そんなに違うん?」
「ほら、隣りの安いやつ振ってみ?」

…シャカシャカシャカ…

「あっ!全然違うな!安いやつは難しいなぁ。」
「せやろ!バラバラ言うのをまとめきれへん。」
「うん。確かに!」
「高いのを振ると、うまくなった気分やな。」
「そうやな!」
「よっしゃ!この高いの買ってみよう!」
「無駄遣いはお母ちゃんに怒られるで!」
「無駄遣いちゃうわい!この300円の投資が何千倍にもなって帰ってくるんやで。」
「そうかなぁ?」
「お前のリコーダーもそうやろ?」
「ああ、そういえばそうやな。」

と、買ったのが左の黄色いやつ。

ギター以外に、使える楽器が増えるのは嬉しいもんですな。
頂き物のウクレレも、子供のリコーダーも、いつの間にかCDとなって世に出てしまっていますから(笑)。

| | コメント (4)

2009年9月 7日 (月)

偉大なるアマチュア精神

090906monnnaka

終演後の非常階段での煙草タイム、静かに心打たれます。
2日間の「もんなかもんじゃオーケストラ」公演。大盛況でした。

僕らがコンサートをする場合、内容の80%は、実は編曲よりもミュージシャン選定で決まります。それは演出家が役者を選ぶのと同様、必ずしもテクニカルな面だけではなく、演者にその血があるかどうか…ということに他なりません。演歌をやるのに、インスト畑のミュージシャンでは無理。スタンダードジャズをやるのに太田じゃ無理(笑)。普通はそんなもんです。

しかし、例えば演劇の世界では、蜷川幸雄氏が高齢者演劇集団「さいたまゴールド・シアター」を立ち上げて久しいですが、音楽の世界も、このような流れは着実に来ています。そのひとつが、編曲家の内山有希夫氏率いるこの楽団。

どんな楽器でも参加可能。初めに演者ありき。そして各人の演奏レベルに応じた自由自在な編曲で、今回も、通常のオーケストラ楽器以外に、ガットギター、ハーモニカ、二胡といったイレギュラーな楽器をも交えて、コンサートを成功させます。プロの作編曲家による、偉大なるアマチュア精神の勝利だと思います。

090906yakisoba

などと考えつつ、時間は流れて、打ち上げのもんじゃ屋さんにて(笑)。

| | コメント (3)

2009年9月 5日 (土)

仕事優先

090404studio

演歌の仕事から帰って、夜はもう一仕事。ミックスダウンの立ち会い。写真はめちゃめちゃ太って見えますが、シャツの後ろが広がっているだけなので念のため。まあ、デブですが…。

お盆からレコーディングしていた若いバンドの制作も、本日で一段落です。どこに出しても恥ずかしくない、良いものが出来ました。詳細については、公式になってから宣伝させていただきます。

ただね、改めて聴くと、ギターのフレージングが太田に似ている箇所が散見されるんですよね。これは、若いミュージシャンとしては良いような悪いような。その「泣き」の感覚は、ちょっと古いのかも知れません。

昨日は、そんな仕事優先の結婚記念日でした。
あれ?14年目だっけ?15年目だっけ?

| | コメント (1)

2009年9月 4日 (金)

通称:エヴァ御殿

090904king1

今年もやって来ました!キングレコード関口台スタジオ。でも、僕がここに来る時はアニメの仕事ではありません。大好きな演歌のお仕事です。

090904king2

広いメインブースの高い天井。そしてシャンデリア風の照明。メインブースは、弦セクション、キーボード、ギター2人、ベースで仕切って使います。ドラム、パーカッション、ピアノ、管、コーラスは専用ブースへ。そして全て一発録り。1曲当たり1時間の勝負。これぞ、ザ・演歌の録音手法。

ポップス系のダビング仕事に慣れた僕も、半年に一回くらいは、こういう現場で諸先輩方に交じって、変な汗をかきながら修業させて頂かないとですね…。腕が鈍ってしまいますから…。スタジオ入り前は、緊張で胃が気持ち悪いのですがね。

090904king3

本日はエレキギターとガットギターのソロ担当。勉強させていただきました!

| | コメント (2)

2009年9月 3日 (木)

男と女の話

090902yuutenji

ここ祐天寺境内の佇まいは、本当にほれぼれします。ここに居るだけで、自分の中のパワーが蘇ってくる感じがします。腰の痛みも、左ひざの具合も、何だかマシになるような気がするのです。

夜は、某事務所で打ち合わせ。ついつい男と女の話に花が咲きます。さんざんトークした挙句、まだ言い足りなかったことを思い出す。それは、男は女で変わるということ。

僕のような男なんて、まだまだ浅いんですよ。四十を超えても、女性のクリエイティビティーに出会うたび、ハッとして、いちいち恋に落ちる。それは、相手さんが自分に無い世界を持っているから。で、勉強する。結果を出す。

「ほら!僕もここまで出来るようになったよ!」

って、きっと言いたいんだと思う。でも、結局結ばれないんだ。そりゃそうですよ。そこに愛は無いから。同士感情だから。

結ばれたい…でも結ばれない…

きっと死ぬまでその繰り返しで、異性のおかげで芸の幅を広げていくんだと思います。そうじゃなければ、たかが知れた僕の才能の中で、様々なタイプの音楽なんて作り続けられない。

そんなことをボーっと考えながら歩く、自由が丘からの帰り。

| | コメント (4)

2009年9月 2日 (水)

スルメイカのワタ焼き

090901watayaki1

知る人ぞ知る、うたものギタリストのイカ好き。居酒屋でたのむものは、ゲソ揚げとワタ焼き。季節柄、安いスルメイカが出回っているので、たまには作ってみようかと。

材料(4人分):スルメイカ2杯、玉ねぎ1/2、生姜1かけ、にんにく1かけ、ネギ少々
調味料:酒100cc程度、バター大さじ1、ダシ醤油、塩コショウ少々

イカをさばき、適当に切ります。刺身ではないので皮を剥く必要はありませんが、上品な料理に仕上げるには剥いた方が良いかも。ワタは中身だけを別の容器に移して、酒で溶いておろし生姜を加えておきます。溶く前に裏ごしするとさらに良いと思いました。イカスミは今回は使いません。

090901watayaki2
にんにくを弱火できつね色にし、イカと玉ねぎを入れます。もちろん、入れてからは強火です。

090901watayaki3
イカがこのくらいの色になるまで、約3分程度だと思います。軽く塩コショウをして、ワタの溶き汁とバターとネギを入れます。溶き汁が煮立ったら、ダシ醤油で味を調整して出来上がり。

090901watayaki4

お父さんにもできる、簡単な居酒屋メニューでした。ご飯に乗せると絶品です。ただ、
「お父ちゃん!こんなん、イカ焼きの形してないでぇ!」
「なんでや!これが居酒屋のワタ焼きやんけ!」
「屋台で売ってるあれと違うん?」
「ああ、あれはワタ使ってないからイマイチやで。」
「あの形がいい!」
なので、次回はイカの形を保ったまま、オーブントースターでホイル焼きにしてみようと思います。その場合は、バターとレモン汁を効かせて華やかに香り付けするのも、良いかも知れません。

| | コメント (2)

2009年9月 1日 (火)

ボーカリスト目線

090831mic

「オシロスコープの上の本、あれ、地震が来たら絶対崩れるよねぇ~。」
「ミキサーの上にケーブルが這い過ぎだよねぇ。太田さん、大ざっぱな性格だから…。」
「それはそうと、モニターにリバーブ掛からないのよねぇ。ここのオンボロシステムは…。」

きっとそんなことを思われているに違いない、ウチのスタジオ。
でも、そのオンボロさと引き換えに、非常に安定したシステムなのですよ。はい。

昨日は、とある仮歌のレコーディングでした。

| | コメント (4)

« 2009年8月 | トップページ | 2009年10月 »