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2009年5月10日 (日)

虹のかなたで

090509niji

夕方の虹を親子で見てすぐ、電話のベルが鳴りました。


久々に訪れた街は、僕らの礼服姿をあざ笑うかのように暑く、
残された子供の無邪気さが、いっそう涙腺を叩きます。

仮に、僕が同じ立場なら、
最後に何を考えるのだろう?

自身の音楽を絶やすことへの無念さか?
お世話になった方々への感謝か?

いや、

生命保険の額面はいくらだったか?
医療費控除はどこまで可能なのか?
残される家族が、当面食いつなげる財があるのかどうか?

間違いなく、そんなことしか考えられないと思う。


突然の病魔に襲われることは、きっと防げない。
だからといって、
あるかどうかも分からないことの準備だけに明け暮れる人生は、
あまりに空しい。

ただ、勝つためにいつでも戦える気力と体力だけは、
最大限に準備しておこう。


そう、今も戦っている人がいる。
この虹のかなたで。

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コメント

サイト運営し始めた者なんですが、相互リンクしていただきたくて、コメントさせていただきました。
http://hikaku-lin.com/link/register.html
こちらより、相互リンクしていただけると嬉しいです。
まだまだ、未熟なサイトですが、少しずつコンテンツを充実させていきたいと思ってます。
突然、失礼しました。
O047raiO

投稿: hikaku | 2009年5月10日 (日) 03時25分

hikaruさま
コメントありがとうございます。
大変恐縮ですが、本ブログはビジネス性を一切排してやっていく所存ですので、せっかくのお誘いですがご遠慮させていただきます。
良いサイトになるよう、応援しております。

投稿: うたもの | 2009年5月10日 (日) 23時24分

今回のブログ深いですね
突然、病魔で亡くなった本人
その他、親類やファンなど
その他いろいろ考えると・・・
ちょっと、不謹慎かもしれないけど詩みたいになってますね

投稿: アルカス | 2009年5月11日 (月) 20時17分

アルカスさま
ありがとうございます。

なかなか言葉にするのは難しいのですが、
同年代の友人の死は、
何か、覚悟させられるものがありますね。

投稿: うたもの | 2009年5月11日 (月) 22時42分

私も偶然ながら自分のブログに太田さんと同じようなことを一昨日書いてました。
もしも愛する人が、又、自分自身が、余命1ヶ月だと知ったら、私はどうするだろうって。
死にたいと思いながら死ねずに生きている人間がいる。死にたくないのに、まだまだ生きたくてせいいっぱい頑張ったのに亡くなってしまう人がいる。
悲しいです…
何を言いたいのかわからなくなっちゃった。

投稿: アキココ | 2009年5月12日 (火) 00時01分

アキココさま
そうですよね。突然の病魔はいつ来るか分からない。
だからこそ、毎日を充実して過ごさなければ…と思いますね。

投稿: うたもの | 2009年5月12日 (火) 21時46分

その日、私は、礼服で運転する車で、その虹の下を走って、その方のお通夜に向かっていました。
幼い二人のお子さんを残して、逝ってしまった無念は言葉に出来ないほどでした。
太田さんは同世代の方でしたね、Diaryを読んで、改めて認識させられて、じわじわと染みこんできました。

投稿: 隣の計測器委員 | 2009年5月12日 (火) 23時43分

隣の計測器委員さま
そうでしたか…。僕は告別式に伺ったのですが、同じ気持ちです。まさか懐かしい顔ぶれとの久々の再会が、こういう場だとは…。
そういえば、退社してからついつい検診に行きそびれているのですが、今年こそ行こうと心に誓いました。

投稿: うたもの | 2009年5月13日 (水) 23時56分

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