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2009年5月 8日 (金)

ケーブル交換

地味に制作をしていたら、右チャンネルのスモールモニターが歪んできました。
「あれ?おいおい?」
どうやらケーブルの断線らしい。まあ、古いギターケーブルを流用していたので、古いわ(20年前)長いわ(5m)であまり良くなかったのです。

090508cable1
090508cable2

で、たまたま7年前に作っておいた写真のケーブルが余っていたので、ケーブル交換をすることに。うたものスタジオではおなじみのテレビアンテナ線、5C-FVの2mです。これ、地味ですがお勧めです。定量的考察は後で書きます。

「うわぁ!変わってしまった…!」
と思わず口に出すくらい、音質が変化してしまいました。高域の抜けが良くなり、各楽器が実体感を持って再生されます。良いことではあるのですが、仕事で使っているので、少し慣れが必要です。

確かに、カナレのギターケーブルの線間容量は1mあたり160pF。これを5m使っていたから、合計800pFです。これに対し、アンテナ線の線間容量は1mあたり55pF。今回は2mで110pF。容量が約1/8ということは、高域再生限界が8倍近く上がったことになります。ただこの効果は可聴帯域外のため、これが主要因とは考えにくい。むしろ、高周波用アンテナ線特有の編組GNDの強さが効いているように思います。パワーアンプ内蔵のスピーカーにアンバランス接続のため、接続ケーブルのGND電位が動きやすく、すると信号そのものも不正確になります。これが軽減されたと考える方が妥当でしょう。

090508speaker

ちょっと気を良くして、3年前にエフェクトボードを新調した時に余っていた硬質スポンジを、スピーカーに敷いてみました。これ、どこかのプロオーディオサイトでお勧めされていた方法です。結果、低域の楽器が大分見えやすくなりました。もともとこのスモールモニター(SONY SMS-1P)は、ラジカセのシミュレートとして低域のボワンボワン感を確認するために使っているのですが、ややボワンボワンしすぎるきらいもあって、消極的なミックスになりがちだったのです。これで、よりミックスしやすい方向に変化しました。

ただ、あくまで仕事用なので、喜んでばかりいられず、早くこの音に慣れないといけませんな。はい。

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コメント

私も昔オーディオをいじくっていた頃いろんなケーブルを試しました。直径10mmくらいので0.5mで5000円くらいしたのが気に入って使っていました。
5CFVってそんなに効果あるのですか、ならもっと高周波の5DFVなんかだったらどうなのでしょう?

もしかしてライブで使っているケーブルは5CFVなんてことは、、、、。

投稿: ツン | 2009年5月 8日 (金) 21時20分

ツンさま
0.5mで5,000円は凄いですね!

実は5C-FVよりも5C-FBあたりの方がよりお勧めです。FVとFBの違いは編組GND内側のアルミ箔シールドの有無です。アルミ箔付きの-FB型は衛星放送受信用によく使われています。

50Ω系のケーブル(Dタイプ)は、75Ω系に比べ芯線が太いのですが、芯線の太さよりもむしろGND構造の方が効果が高いことを考えると、Dタイプのメリットは少ないと考えます。Dタイプはテレビ配線に使われないため需要が少なく、単価が高いのです。

ちなみに、ご存じのようにアンテナケーブルは硬いので、ライブでは使えません。直立不動になってしまいますよ(笑)。

投稿: うたもの | 2009年5月 8日 (金) 22時15分

私は50Ωの8D 5Dに縁がありましたが 低層マンション住まいとなった今は 無縁となってしまいました ケーブルの印字を拝見してDX? とか ちょっと自分の過去の世界に入り込んでしまいました 5Dではなく5Cでしたね

投稿: 寿 | 2009年5月 9日 (土) 09時20分

寿さま
おおっ!ハムでしたか?
私も高校時代に電話級の免許を取ったのですが、学生の頃、財布と共に紛失して以来、再申請するのを忘れて今に至っています。
会社員時代はテレビチューナー設計が専門でしたし、高周波の世界からはいまだに足を洗えていません。同軸ケーブルは安価でも性能規格が厳密なので、オーディオの世界でも重宝していますよ。

投稿: うたもの | 2009年5月 9日 (土) 16時19分

思い出しました、そういえばFBはアルミが巻いてありました。
以前音響関係の工事の仕事でワイヤレスアンテナに使ってました。

太田さん、寿さん、私もハムやってました。
アパートでアンテナが建てられないのでベランダにアンテナ建ててました。そのとき使ってたのは10D-SFB、サッシ部はスキマケーブル、室内は8D-SFB、UHF帯でしたのでなるべくロスを減らそうとしていました。
車にも積んでいました。屋根に穴あけて10D-SFBをリグまでストレート。HF帯ならこんなに苦労はしなくてもいいのだが。

投稿: ツン | 2009年5月 9日 (土) 22時11分

ツンさま
おおっ!元ハムが続々…(笑)。しかも気合入ってましたねぇ。
僕など、50MHzのFT-690と430MHzのIC-3Nだけでした。でも、今考えると、あの頃すごく勉強したような気がします。VSWRとか分布定数とか、普通やりませんからね。
ダイポールアンテナの講義とか、今になって役に立っています。

投稿: うたもの | 2009年5月10日 (日) 23時19分

そうでしたか! 私が中学生の頃 某百貨店に松下電器のショウルームがあり 当時RJXシリーズという無線機を売り出し中でしたので そこにクラブ局が設置され登録すると使わせてもらえるので通ってました 50 144 430 途中から HF機もでました 自宅では TS520X 7 21 中心でした 社会人になってからは21のCWにはまりましたが 書き込みした経緯で 遠ざかっております 長文となり失礼しました

投稿: 寿 | 2009年5月11日 (月) 07時50分

私はFT-690MKⅡでした。この時期Eスポが発生すると0エリアや3エリアと交信していました。430はケンウッドのオールモード機を車に、オルターネイターノイズ対策でバッテリーから車内に引き込み、SWRは1.1まで下がるように何度もコネクターの半田をやり直してと楽しんでいました。
今はスタンダードハンディーが冬眠中です。
アンテナも色々作りました。缶テナは車に付けて走ってると良く指差されました。

投稿: ツン | 2009年5月11日 (月) 21時16分

寿さま
松下の無線機…ありましたねぇ!クラブ局というのも久々の響きです(笑)。懐かしいなぁ…。
僕は電話級だったのでCWは出来ないのですが、あの手つきに憧れておりましたよ。

ツンさま
FT-690は感度が良かったですもんね。自分の電波を拾ってもらえさえすれば、DXも出来ましたね。
携帯電話全盛の現代では、あまり実用的でないのも事実ですが、初めて電波を受けた時の何とも言えない感動は、忘れたくないですね。

投稿: うたもの | 2009年5月11日 (月) 22時35分

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