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2009年2月27日 (金)

行ってきます!

石野真子さんの名阪ツアー。東京は雪の舞い散る中、無事ゲネプロも終了です。きっと明日の今頃は、名古屋公演も終わって、おでん屋かなんかで、みんなで一杯ひっかけているのでしょうか?名古屋といえば味噌おでんだったかな?味噌カツもいいねぇ。

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まずは、ゲネプロが終わってホッと一息の真子さん。かわいい!

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そして、ゲネが終わっても黙々と個人練習の安井さん。クールです。

え?太田は?ですか?ちょっとトラックに荷物を積んでおりました。ご存じの通り、我々エレクトリックバンドは膨大な機材を要します。ドラム一式、パーカッション一式にはじまり、キーボード3台にベース3本。そしてギター3本に各人の足元のエフェクト機材ともなれば、機材車のトラックはパンパンです。正直なところ、現地レンタルでも運が良ければ大丈夫かも知れない楽器/機材もありますが、もしも不調だったら取り返しがつかないため、やはり出来るだけ手慣れたものを持って行かせて頂きます。これもクオリティー維持のための保険です。また、それを良しとしてくれる、素晴らしいスタッフの方々の心意気でもあります。

お客様への感謝を込めて。
スタッフへの感謝も込めて。
精一杯、真子さんを盛り立てていきますよ!

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プライド

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薄暮のお寺には満開の梅林。そして無数のスズメ達。
もうすぐ春ですね。恋をしてみませんか?

無事、後期試験も終了。卒業前、最後に彼らに伝えたかったことは、
「あまり大きな成功を狙うなよ。」
ということ。

小泉さんの構造改革以来、人はあまりに「成功しよう」と思い過ぎて来た。成功してひと旗挙げて、多くのカネを手にしたいと。あわよくば、六本木ヒルズあたりにも住んでみたいと。けれど、カネに執着した多くの方は、おそらく今、失敗しているんじゃないでしょうか?僕の周りでも、好調にやっていらっしゃる方たちはみな、実はそんなに儲かっていない。そうやって、プライドを守っているんだと思います。だからこそ、次もその次も仕事が来る。

僕とて同じ。限られた予算と設備と時間の中で受けた仕事は、常に自分の出来得る最高のクオリティーを返していきたいと思います。手を抜いたら、もうそれで終わり。自営業だからこそ、その高すぎるプライドがモノを言うんだと。

まあ、受けない仕事も実は多いけどね…(苦笑)。
それもまた、プライドということで…。

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2009年2月26日 (木)

フリーソフトで測定するモニター特性

まだ学年末試験も終わっていないけど、来年度の授業教材をいくつか作らなければならなくなりました。そのひとつがこれ。

実は、僕が使っているラージモニターは、10年以上前に自作したスピーカー。全然フラットでも何でもないのですが、何となくクセは把握しているし、何より慣れてしまっています。なので、今までずっとミックスダウンの最終確認をこれでやってきました。
「うん!これは良いバランスだ!」
とかね。でも、アレンジャーがCD完パケまで行うのが普通になってしまったこの時代、一度定量的な特性を測定し、レコーディングスタジオの「普通の」モニタースピーカーと特性を合わせ込んでおく必要も生じていました。そうしないと、スタジオでのディレクションに影響するからです。

さて、測定法についての細かいことはここでは省きますが、いつもモニターしている耳の位置にマイクを立てて、周波数特性を測定します。当然、部屋の特性も入りますが、今回はスピーカー単体の特性評価が目的ではないため問題ありません。

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補正前のデフォルトの状態がこちら。
まず、4kHz以上の高域レベルの高さに驚きます。が、これは使用したコンデンサーマイク(MXL V67)の高域特性も考慮しなければなりません。およそ10kHzで3dBほどのハイ上がりのマイクなので、EQであと3dB程度落とすとフラットになるでしょう。しかし4kHzの山が大きい。これはクロスオーバー周波数(設計値は5kHz)付近のウーファーの高域が切りきれていないことによるものです。これは設計変更を必要としますので、今はとりあえず無視します。あとは低域。100Hzから350Hz付近までが、やや左下がりになっています。これは補正可能なので、EQで低域をややブーストします。100Hz以下は部屋の特性が大きいのであまり参考になりませんが、もしかすると60Hzのバスレフ共鳴は大きすぎるかも知れません。

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補正後の状態がこちら。
マイクの特性を考えると、ちょっと高域を落とし過ぎたかも知れません。あとで微調整します。しかしこれを見る限り、クロスオーバー周波数の盛り上がりを修正(ネットワーク回路設計変更)し、バスレフの穴を少し小さくしてやれば、スタジオモニターとしてまだまだ使えるようです。もしも今年の中でヒマが出来れば、このスピーカー用にパワーアンプを設計し、マルチアンプ内蔵のパワードモニターにしようと思っています。それで周波数特性を合わせこんでしまえば、最高のモニタースピーカーになるんじゃないかと…。そういえば、昨年、某OEM回路設計を受けた時に調達した高価な試作用部品達が、行き先もなく余っているしね(笑)。

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参考までに、スモールモニター(SONY SMS-1P)の特性はこちら。
いつもTREBLEを3時の位置まで上げて使っていますが、見る限り150Hz~10kHzまでほぼフラット。これはこれでよく出来たモニタースピーカーだなぁと思います。150Hzの盛り上がりが、実はラジカセシミュレートとして良いんですよ。キックとベースの当たり具合を判断するのに欠かせません。60Hzの盛り上がりは、おそらくラージモニターのバスレフ穴で共鳴しているんでしょう。

なーんて、悲しいくらいに器用貧乏な人生だと思いますねぇ。
でも、プレーヤーとしてもアレンジャーとしても回路設計者としても、ぜーんぶ第一線でやりたいですから。「趣味」ってね、僕はぬるくて嫌いなんです。やること全部がプロじゃないと気が済まないんです(笑)。

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2009年2月24日 (火)

シベリウスさん

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昨年末に導入した譜面ソフト。Cubase同様、僕の仕事には無くてはならないモノになりつつあるけれど、なかなか手ごわいです。昨年夏の弦レコーディングの時、そこそこ綺麗な手書きのスコアを持って行ったら、作曲家の方がわざわざ譜面ソフトに打ち直してくれて、はじめてその重要性を知りました。初見譜面を一発で読み切ってもらうための必須ツールなのです。まさに時は金なり。あ、でも僕は読み切れませんので、何テイクも録音しますが…(苦笑)

それ以来、オケアレンジの時は必ず使用するのですが、使い始めの頃なんか、MIDIで8分のスタッカートを読み込ませたら、全部16分音符になってしまい焦ったりして…(笑)。今日も、このトランペットだけ実音ではなくB♭で書きたいんだけど…膨大なマニュアルと格闘するも、朝になってしまい時間切れ。うーん…。

さて、これから学年末テスト。
頼むぞ!みんな単位取ってくれよ!
俺は音楽家としては落第だけれど…

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2009年2月23日 (月)

Pinky Piglets

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横浜アリーナの近所に「新横浜ベルズ」というライブハウスがあります。間違っても、「新横浜ヘルス」ではありません(笑)。そこで行われた、若い後輩達「Pinky Piglets」のライブに伺ってきました。

やっぱりバンドっていいなぁ。みんなで顔を突き合わせて、スタジオにこもって作った曲の数々。中学時代から、青春をすべて同じメンバーでバンドに捧げてきた彼女たち。演奏技術についていろいろ言いたいことはあるけれど、それより何より、ともすると僕らが忘れかけているものを、彼女たちに思い出させてもらっています。

自分の若い頃はというと…実は、バンドらしいバンドというのはあまりやったことが無く、やはり歌モノのサポートに徹していました。編曲も、自宅アパートで五線譜と向き合って、当時発売したてのシーケンサーQY-10で確認しながら一人で書いていたっけ。だから、彼女たちの制作スタイルは、僕の夢でもあります。

でも、実際に説教するときは、
「いきなりスタジオじゃぁなくて、誰かひとりが編曲のたたき台まで作って来ないと、効率悪くてビジネスにならん!」
なんて、夢の無いことも言ったりするのですが…。まあ、それはそれとして…

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2009年2月22日 (日)

ガットギタープリアンプ部の修理

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ライブで使用しているガットギターが、現場によっては大きなハムノイズ(ブーンというノイズ)を出すことがありました。でも、ライブハウスだと大丈夫だったり、DI(ダイレクトボックス)経由だと大丈夫だったりしたので、「グラウンド周りの問題である」ということ以上は、なかなか原因がつかめませんでした。ピックアップシステムは、上の写真の通り、Fishman社のピエゾとマイクのブレンド型"Pro Brend"というモノです。
「うーん…一度、楽器屋に修理依頼しようか…」
とも考えたのですが、再現性が100%ではない症状って、修理依頼をしても大概直りません。メーカーや楽器屋も、その楽器特有のノウハウの蓄積が無い限り、状況が再現しないと原因が特定出来ないからです。第一、楽器屋の電気技術をほとんど信用していない僕が、よりによってそこに頼ってどうする。仕方がない。今回も自分で何とかするしかないと、腹をくくりました。

幸か不幸か、先日青森ツアーの時に、「ピエゾ100%」の状態ではノイズが乗らず、内蔵マイクをブレンドするに従ってハムノイズが増えることが分かっておりました。この現象から、
「これは単純にシールド性能の問題だ!」
と確信していました。ご存じの方も多いでしょうが、コンデンサーマイクの出力電圧というのは非常に小さく、プリアンプ内蔵型でも約-45dBu(5mVrms)程度です。レコードプレーヤーのカートリッジの出力電圧とほぼ同等です。従って外来ノイズの影響が大きく、シールドのためマイクアンプ回路全体を金属カバーで覆います。おそらく、そのカバー部分のシールド性能が落ちているんだろうと。それで、元々電源ノイズが飛び交う現場では、「ブーン」というハムノイズが発生するのだろうと。

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で、先日のリハーサル前日にガットギターのプリアンプ部を開けてみました。写真では見えづらいですが、下の緑色が回路実装されているプリント基板、そして左上にそれを覆うシールド板があります。この時点で、ほぼ原因が分かりました。基板とシールド板はネジで共締めすることにより接触しているのですが、長年の湿気や埃などが入ってきて、プリント基板とシールド板の金属接触部がくすんでいます。これにより、接触抵抗が増加し、結果としてシールド性能が落ちていると考えられます。
「うーん…でも、どうやって接触圧を稼ぐかなぁ…。まずは磨いてみるか…」
ということで、とりあえずアルコールで接触部を磨き、多少汚れを落としたところで、
「あっ!思いついた!」

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これは何の変哲も無いワッシャーですが、これを基板とシールド板の間に挟むことによって、面接触から点接触に変えてやることでガッチリと接触圧を上げ、結果として接触抵抗を下げるということを思いつきました。早速お試しです。

結果、今までの悩みがウソみたいに、リハーサルスタジオの比較的劣悪な環境でもノイズは全く無くなりました。うれしい!これでツアーも安心です!

まあ、これもあまりにマニアックな話題ですがね…
誰が読むのだろうと思いつつ書いております(笑)。

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2009年2月21日 (土)

腰痛なんか怖くない

今年もやってきました!石野真子さんライブの季節。
チケットも残りほんとにわずか。まだの方はお急ぎください。

2月28日(土)THE BOTTOM LINE(名古屋)
 OPEN 16:00 / START 17:00
 前売 6,500円 ※税込・要1ドリンクオーダー(全席自由 -整理番号付-)
 当日 6,500円 ※税込・要1ドリンクオーダー(全席自由 -整理番号付-)

3月1日 (日) OSAKA MUSE(大阪)
 OPEN 16:00 / START 17:00
 前売 6,500円 ※税込・要1ドリンクオーダー(全席自由 -整理番号付-)
 当日 6,500円 ※税込・要1ドリンクオーダー(全席自由 -整理番号付-)

3月15日 (日) duo music exchange(東京)
 SOLD OUT

いつもアットホームな真子さんと、本当に音楽好きなスタッフを交えてのリハーサル。往年の名曲から最新アルバムの曲まで、生バンドらしいアレンジと演奏で、今回も熱いお客様と東名阪ツアーを一緒に盛り上げます。この、「生バンドらしいアレンジと演奏」というのが、この現場の幸せなところ。なかなか今時無いんですよ…。

で、今日は、僕が絶対の信頼を置いているバンドマン達をご紹介します。

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まず、キュートなルックスとハードなプレイにメロメロな(音楽の話です)ラテンパーカッション、安井希久子嬢。今回もきっと、この方のファンが増えちゃうんでしょう。彼女のプレイがバンドに入るだけで、うそみたいに厚みが出ます。

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ベースはいつもの山本昭氏。実は、我が"太田ラボラトリー"の機材(右下の紫の機材)のユーザーさんです。電機メーカー出身のプロミュージシャンが設計製作する、完全プロ仕様のカスタム機材…あ、そんな宣伝をするつもりでは…(笑)

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そしてキーボードは佐藤昌氏。彼のブログ写真はあまりにボケボケなので、代わりに僕がアップしておきます(笑)。いつも思うのですが、彼の手は絶対3本くらいあります。そうじゃないと、あんなトリッキーなプレイ出来ない。どんなにヘビーな編曲をしても、きちんと雰囲気を出してくれる貴重なプレーヤーです。

そして、ドラムは本橋昭宏氏。写真を撮り忘れてしまいましたが、彼のドラムマニアぶりは素晴らしいです。
「太田さん!今日のスネアの音色、どうでした???」
「えっ…ゴメン、全然気にしてなかった…」
「そうですか…。あ、ハイハット変えてみたんですよ!」
「おおっ…えーっと…切れが…良くなったかな…」
「そうなんです…これが実に変わったハイハットでして、機械鍛造と手ハンマーを両方使っていて、叩き方によっての音色の幅がすごく広いんですよねぇ。今、一番おいしい音が出せるよう研究中なんです。」
「そ、そうなんだ。す、すごいねぇ~」
本橋君、いつも適当な受け答えですみません(笑)。

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そして最後に、いつもの太田セット。東海楽器のセミアコ他、計3本セットです。この楽器達や足元機材の話をするとまた長いのですが…ここではやめておきますね。詳細を聞きたい方はコメントください。
「太田さん、これ、今日も電車なの?」
と話しかけてくれるのは、いつものマネージャー。
「そうっすよ!」
「ありえない…尊敬しちゃうなぁ…。俺はアコギ2本で限界だったなぁ~。」
「いやいや、これをまとめてキャリーで引っ張りつつ、ギター2本を背中と右肩に…」
「ハハハ…やっぱ移動姿はカブトムシみたいだ!」
と、またいつもの話題で盛り上がるわけです。ミュージシャンは現場仕事ですからね。楽しい現場に行く時は、体力に任せて無茶もしますよ~。

以上、リハーサル現場から中継でお届けしました。

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2009年2月19日 (木)

はあとのおと

ライブ、編曲、レコーディング、レッスン、講義、期末テスト作り、機器設計、楽器修理、ライブブッキング、チラシデザイン…何でもひとりで出来るから、仕事としてはありがたいのですが、その分、忙しくなるとてんばります。いつもヒマな僕ですが、最近いろいろ重なって、実は猛烈に忙しい日々を送っておりました。やっと徐々に落ち着いた感がありますので、ここで3月のイベントでもご案内しようと思います。

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太田光宏×南青山MANDALA Presents
「はあとのおと」~うたものギタリストとともに~

日時:2009/03/30(月) 開場18:00 / 開演19:00 \3,000 (1drink付き)
会場:南青山MANDALA
出演:伊藤賢治(pf)+太田光宏(g)+山本昭(b)
   LATEWORK (黒川未世(vo/pf)+太田光宏(g))
   粋夏(vo)+太田光宏(g)
チケット・お問い合わせ:南青山MANDALA 03-5474-0411
ライブチラシはこちらをクリック

太田がいつも演奏でご一緒している方やレコーディングでお世話になっている方をお呼びして、一緒にステージを作っていくというライブイベントです。いやぁ~実は今から待ち遠しいです。地味な芸風のうたものギタリストがライブイベントを仕切るなんて、そう何回もあることではありません。しかも共演者はみな素晴らしい方々ばかり。みなさま、この機会を是非お見逃しなく!

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2009年2月15日 (日)

バレンタインデーの銀座にて

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マークアキクサ銀座ギャラリー悠玄にお越しの皆様、ありがとうございました。お楽しみいただけましたでしょうか?

マークさんとライブをやっていると、
「感性の勝負だな。」
といつも思います。歌モノの演奏をしている時は、情景の8割以上は、歌詞であり曲であり歌が支配しているものなので、僕はそれを最大限に表現してもらうことを優先します。これは、僕の中ではどちらかというと編曲や演奏技術の割合が高いのです。けれども、"楽器で情景を表現する"ことは、むしろ技術的なことよりも、自分のルーツやバックボーンなど含め、純粋に"感性"が問われる瞬間です。

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バレンタインデーの銀座裏通りを歩きながら、
「自分の感性って何なんだろう?」
と問いかけます。

ふと、階段をフラフラと登る背広姿が浮かびます。昔、親父達が闘っていたメーデーや、大阪通天閣界隈の労働者のるつぼ。そういう風景がバックボーンとして色濃いのでしょう。帰るべき場所を温めるためにまっすぐに戦った人達の後ろ姿を、僕は、大振幅で揺れながら音にしていきたいと。

カッコ良くもない。
色恋の話でもない。
でも、
すでに、それが出来る歳になったんだと。

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2009年2月12日 (木)

セミアコのスイッチ交換完了!

専門学校で、僕の担当するハードウェアの授業では、「分解コーナー」というのがあります。その時々のテーマに応じて、僕の機材を分解して中の構造や回路を見せ、生徒にハードウェアへの親近感を持たせるのが狙いです。そんなわけで、真空管式コンデンサーマイクに始まり、オーディオインターフェース、ミキサー、マルチエフェクター、真空管オーバードライブ(自作)、チューニングメーター、パワードモニタースピーカー、DVDプレーヤーなど、ウチの機材のほとんどは、この「分解コーナー」の餌食になっているわけです。

今回の修理も、実はその授業内でやろうかと思ったのですが、セミアコの配線は取りだすのが厄介なので、
「もしも90分の授業の間に作業完了しなかったら…」
という、一抹の不安がありました。僕の授業の次は昼休みです。他の学科の生徒も入ってきて弁当やカップラーメン広げている横で、ひとり半田コテと格闘…

「やだー!何~この教室。くさーい~!お弁当食べられないわ!」
「ちょっとアンタ。先生に聞こえるじゃないの…」
「何?先生がくさいの?」
「そうじゃなくて、先生がいま使っている半田のにおいよ。」
「えーっ?昼休みなのに何で先生が居るの?」
「授業中に終わらなかったのよ。ギター修理が。」
「だって本職でしょ?先生って。」
「リペアマンじゃないわ。ミュージシャンよ。」
「じゃあ素人が教えてるってわけ?ありえなーい!」
「いや…でも…これでも先生、頑張ってるのよ…生きていくためには何でもやらなきゃって、いつも教えられているわ…」
「お願ーい!死んで~!(笑)」
「だから、聞こえるってば!」

あー想像しただけで恐ろしい。生徒に同情されそうなのが一番怖い。そんな不安があったので、素直に自宅で修理することにしました。まあ、やってみると30分の作業だったのですが…

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すぐ接触不良になるスイッチは、こんなやつです。

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で、取り外します。

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新しいスイッチに半田付けし直します。

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ここからが正念場。セミアコはボディー裏面が開かないので、fホールからスイッチを入れてこんな風に引っ張り上げます。そしてネジをうまく締めるという作業。ソリッドギター修理よりも難しいと言われるゆえんです。幸い、配線長に多少の余裕があったため、意外とすんなり行きました。

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あとはこのペグ(糸巻き)です。東海楽器のこのギターはビンテージを意識しているので、ペグも古いタイプなのですが、プレーヤーとしては最新の安定性の良い物に替えたい。ゴトーガットのロック式のペグが、経験上一番信頼できるのですが…種類が多すぎて注文できないという現状。どなたかセミアコに合うロックペグの型番をご存じないですか?

と、またまたマニアックな話題ですみません…

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2009年2月11日 (水)

バレンタインライブのご案内

「ギターで愛を告白する」
なんて、恥ずかしくてやったことは無いけれど、
「インディアンフルートで愛を告白する」
というのは、セドナではごく普通のことらしいです。

久々に聴くマークアキクサ氏のインディアンフルートの素朴な音色。現地では"Love Flute"とも呼ばれるそうで、この素朴な音色で愛を語り合ったのも頷けます。昨日はそんな素朴な世界を満喫するリハーサルでした。せっかくなのでライブのご案内をしますね。銀座のギャラリーにて、シェリー酒(無料)を片手に"Love Flute"の音色に酔っていただこうという企画です。

---- Love Flute On St. Valentine's Day ----
2009/02/14(土) 銀座:ギャラリー悠玄
Open14:30/Start15:00 Open18:00/Start18:30 2ステージ入替
前売\3,000/当日3,500
出演:マークアキクサ(Indian Flute), 太田光宏(AG), よしうらけんじ(Perc)
お問い合わせ&チケット受付:
Mark Akixa Office
メールはこちら
Fax:03-3704-6531

なお、申し訳ありませんが、15:00からの公演分は残席がほとんどありません。18:00からの分はまだ多少残っているらしいので、よろしければこちらがお勧めです。私にご連絡いただいても、当日のお席は確保可能ですのでお気軽にどうぞ。


と、リハーサルが終わってちょっとトイレに…

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えーっ!細い!!!
横幅20cmの男子用トイレ…
都立大の某スタジオにて…

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2009年2月10日 (火)

楽器屋めぐり

かわいい生徒が楽器を選ぶというので、レッスン後に渋谷の楽器屋めぐりをしました。普段は弦やピックなど消耗品しか見ない僕も、久々にエレキギターフロアーをじっくり見て回りました。しかし、見慣れないブランドが多いし、馴染みのあるブランドは消えかけているし、何だかここでも業界再編の現実を見る気がしました。安くて良いモノが多く出てきているのか、単に値段勝負だけになっているのか…

かつて自分が居た電機業界だって…(涙)

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で、生徒がそんな希望に満ちた楽器選びをしている中、先生はというと、東海楽器から一生お借りしているセミアコの交換用スイッチを買っていたりする。汗かきミュージシャンが所有する楽器は、接点がすぐに接触不良になるのです。ツアー前にちゃんと直しますよ。しかし…こんなスイッチが\1,300って、やっぱ楽器流通ルートはどこかでマージン取り過ぎちゃう?

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2009年2月 9日 (月)

ツアー準備

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結局、新曲のバンドアレンジはかなり音を詰め込んで終了。写真の曲は、僕がキーボーディストなら絶対にご遠慮したいブラスフレーズですが、いつものマサル君ならきっと難なく弾いてしまうのだろうなぁ~。いつもの飄々とした感じで。

しかし何でしょう…編曲しながら、自分の引き出しの狭さにいつも憂鬱になります。もちろん、出来上がりは自分としては気持ち良いし、きっと聴いてくださるお客様も純粋に気持ち良いと思います。ただ、音楽家という観点では、もう少し別のアプローチもあっても良いんじゃないかと。むしろ、この位の小編成ならば、譜面にコードしか書かないで、あとはミュージシャン任せにした方が、新鮮なアレンジが出来るかも知れない…なんてね。

まあ、名古屋/大阪の皆さん。楽しみにしていてくださいね(笑)。盛り上がりは間違い無しですよ!

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さて、そのツアーに合わせてギターケースを新調しました。前のソフトケースが安物で…失敗したなぁ。2年経たないうちに破れかぶれになり、縫っても縫っても新たに破れてくる始末。ツアーではハードケースに入れて機材車に預けますが、リハーサルは3本持ち歩きですから(笑)、ハードケースはさすがに無理。アシスタントも居ますが、最近の若い子は僕より腕力が無かったりするし(笑)。ねえ、音楽家なんて肉体労働なんだから、重い機材でも、
「ああ、大丈夫っすよ!」
のセリフの後に、"ヒョイ"と持とうよ。とか、専門学校で愚痴ったりする日々。

まあ、飲み屋のトイレにあるような「オヤジの小言」ですな。
写真の新しいケースは、なかなか良さそうです。何と言っても、渋谷のイケベ楽器の超かわいい店員さんのお勧めですから。

やっぱ、所詮オヤジですな。

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2009年2月 8日 (日)

エコ替え

実は、僕が気に食わない宣伝文句の代表です。

確かに、新しい車や製品は、従来のものより燃費や消費電力が著しく向上しています。けれど、本当のエコは、何も買い替えず、古いモノを修理しながら大切に使って行くことだと思う。モノを処分するということは、ある意味、罪の意識が付きまとう。たとえ原材料の大半がリサイクルされるとしても、そのために膨大な電力を必要とするのだから。

実は、うちの冷蔵庫(15年物)がバカみたいにうるさいんです。洗濯機よりも(笑)。でも、原因は分かっているんです。背面のコンプレッサーを浮かせて支えているゴムがヘタっているだけ。それで、100円ショップで買ってきた制振ゴムをいろいろな角度から当ててみるのですが、なかなかうまく静かになってくれません。

でもこの三菱電機の製品、モーターの得意な会社だけあって性能は全く問題無いから、さすがに買い替えるには躊躇します。あ、躊躇しているのは家族の中で僕だけですが(笑)。技術屋たるもの、意地でもこの冷蔵庫を黙らせてやろうと、新たな制振ゴムを探す日々なのです。

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2009年2月 7日 (土)

避難訓練

風呂での会話。

「今日は学校で避難訓練やってん。」
「へぇ~。懐かしいなぁ。運動場へ逃げるんか?」
「いやいや、運動場はアカンやん。」
「ん?じゃあ、どこへ逃げるんや?」
「隣の教室。」
「は?隣の教室?」
「そうや。」
「何の避難訓練やってん?」
「不審者侵入の避難訓練。」
「…」

淋しい。

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2009年2月 5日 (木)

引き算アレンジ

久々のバンドアレンジ週間です。

バンドアレンジって、人数が限られているだけにいつも難しい。例えば左手はピアノ、右手はストリングス、この両手10本指でどこまで出来るか。あ、もちろんキーボードの話です。当然、音色を多く使いすぎると出来ることが限られてしまい、結果として薄っぺらいモノになります。それをギターでカバーするか。いっそのこと、ミュージシャンの力量に任せて全く別物に作り変えてしまうか…。

うーん…今回もそのバランスに悩みます。

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2009年2月 2日 (月)

ありがとう!そして応援してるよ!

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年に1度の吹奏楽団での演奏。上の写真はリハーサル風景。

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所沢市民文化センターMUSEアークホール。おかげさまで本番も楽しく終えることが出来ました。お天気にも恵まれ、800人以上の方々にご来場いただきました。ありがとうございます。お楽しみいただけましたでしょうか?

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ホール裏の所沢航空記念公園の駐車場も満車。冬晴れの空の下、多くの家族連れが遊んでいました。

ところで、
「ブラスバンドの中で、ギターってどう弾くの?」
と、よく質問されます。確かに、あまりギターが入った楽団は無いですから、素朴な疑問かも知れません。譜面も、ほとんどの曲でギターパート譜というのは基本的にありません。入っていませんから。なので、僕の手元に来るのは、チューバかコントラバスの譜面と音資料。音資料を聴いて、譜面にコードやもろもろを書き込んで、あとは僕が勝手にギターアレンジします。しかし、いざリハーサルで合わせてみると、他のパートと音が当たることも多いので、リハーサルと本番で大幅に違うことを弾いている場合がほとんどです(笑)。

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やや専門的に言うと、普段のポップスなどのバンド編成に比べ明らかに持続音が多く、リズムの「点」が不足するため、ギターはコード感を伴ったアタックを出してあげる役割に回る方がうまくアンサンブルかな?…とか、本番のステージ上でも実はつらつら考えつつ弾いているわけです。
「えーっ!バッキングフレーズ固まってないんかい!?」
はい。驚くほど全く固まっておりません。あしからず…

そして、体育会系のブラスバンドらしく、公演終了後はディープな打ち上げへと流れたわけです。でも、ここの楽団の打ち上げは非常に健全。真面目な会社の真面目な会社員が大半ですからね。がんばれパイオニア!応援してるよ!

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2009年2月 1日 (日)

本日は所沢市民文化センターでコンサート

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年始めの恒例行事となっている、パイオニア吹奏楽団の定期演奏会に今年も参加させていただきます。入場無料です。クラッシックに不慣れな皆様も、お気軽にふらっとお越し下さい。

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2009/02/01(日) パイオニア吹奏楽団第19回定期演奏会
会場:所沢市民文化センターMUSE アークホール(大ホール)
13:30開場/ 14:00開演 入場無料
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電気業界総不況の折、パイオニアも賃下げ議論などと新聞に出ております。そんな中で、このようなイベントをするということは、ともすると、
「福利厚生費の無駄使いだ!」
という、社内外からの批判の波に晒されます。

しかし、それを押して今年も何とかこの催しが開催されることに、スタッフ達と会社の並々ならぬ心意気が感じられます。すでに退職して久しい僕とて、あらためてその熱意とアットホームな雰囲気に感動しております。このイベントが続く限り、また呼んで頂ける限りは、どこまでも協力させていただこうと思います。

もちろん演奏も一級品。クソが付くくらい真面目な会社ですから…(だから儲からないとも言うが…)。どうぞ皆さん、ご贔屓に。

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