完成!

他人様に納品する機材だから、一応パネルデザインらしきものもやってみたりして…
とにもかくにも完成しました。電気的特性も特に問題無く、僕がいつも使っているプリアンプ(Solo Box)と同様です。
「じゃあ、納品前に音質チェックしておくか。」
というわけで、エレキギターとヘッドフォンで軽く試奏してみたのです。すると、
「あれっ?このギター、こんな音だっけ?」
明らかに、僕のプリアンプよりも高域が伸びて聞こえます。ストラトのハーフトーンでカッティングすると、明らかに違いが分かります。もちろん、両機の周波数特性は同じくフラットです。入力インピーダンスも同じ1MΩです。
「そんなバカな…」
しかし、何度やっても印象は同じ。
しばらくして、はたと気付きました。
「スルーレートだ!」
今回の機材は他人様用に設計しているので、入力バッファーは贅沢にFETとトランジスタのディスクリート回路です。結構、高級です。このため、ICのみで設計したいつものプリアンプに比較して、過渡特性が良いのです。おそらく、CDなどの加工された音源で聴き比べたら、あまり違いは分からないでしょう。しかし、生楽器の立ち上がりは極めて急峻です。それを忠実に伝送できるかどうかは、過渡特性を表わす「スルーレート」という性能に依存します。
「そうか!今度自分の機材を作る時も、絶対この回路にしよう!」
とにかく、暑苦しいくらい生々しい音です。こんなに違うとは…勉強になりました。あとはユーザー様(ベーシスト)が、愛用のFoderaをつないで満足してくれれば…



























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