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2006年6月26日 (月)

面白おかしくね

久しぶりの更新になってしまいました。
いつも読んでいただいている方々、すみません。

梅雨時期で洗濯もままならず、低活性な空気のこのスタジオ。管理人の僕は外に出ているかPCに向かっているかなので、写真添付できないほどの荒れ放題でございます。

そんな折、梅雨の雨を吹き飛ばすかのような完全同録(同時録音)のレコーディング。(あ、もう10日ほど前だったのですがね。)

広~いスタジオ。透明な仕切りの向こうはストリングス。缶ジュースは100円(関係ないけど)。コーヒー飲みながらスタジオ内をうろうろしていると、若いミュージシャンが1人。挨拶しとこ。

「おはようございます!ギターの太田です!今日はよろしくお願いします!」
「あ、よろしくお願いします。」
「いや~同録楽しみですね!」
「えぇ、、僕だけ間違えたらどうしよう…」
「ん?パンチインすればいいじゃないっすか?」
「いや、僕、ストリングスなんで…」
あ、そうか。セクションならではの悩みですね。

休憩時間、諸先輩方とお話しながら、そういえば僕なんてまだまだ若造だということを再認識。活字ではうまく書けないのですが、先輩の言葉にはいちいち重みがあるのですよね。そして、
「ああ、みんな同じように悩んで、ここまで来たんだな。」
と、妙に安心してしまうのです。

あわよくば僕も、若い人たちにそんな後ろ姿を見せてあげられるよう、面白おかしく頑張らないとね。
そう、あくまでも面白おかしくね。「頑張ってますぅ!!」なんていうオーラが出ている音楽、聴きたくないでしょ(笑)。

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2006年6月12日 (月)

相性の悪いスタジオ

Fishman060612

10日後に迫ったイベントの、最初で最後のリハーサル。いつも通りある程度綿密な仕込みの後、雨の三軒茶屋へ。本日はエレクトリックとガットギター2本の登板。

ん?何だかガットギターがおかしい。
使い慣れているFishmanのピックアップのはずなのに、マイク側をブレンドすると盛大にブーン!

「こりゃあかん!」

今回はボサノバやバラードたっぷりの選曲だ。ピエゾピックアップだけの味気ない音では、とてもじゃないけれど音楽にならない。しかしそんなことをクライアントに打ち明けても、それは整備不良で減点キップだ。

と、てんぱっている最中に気づいたことがある。
シールドのGNDをさわるとハムノイズが止まった。すなわち、マイク系のGNDが浮いている。

「なーんだ、さわっていればいいんだ。」←弾けないやろ…

気が付くと、目の前にソロとバッキング音量切替用のVol-Pedalがある。これの筐体はGNDに落ちている。

「これや!」

おもむろに左足の靴を脱ぐ。汗ばんだ足を恐る恐るペダルに乗せる。幸い、多少ノイズが消えた。この状態で何とかリハーサルをやりくりする。

そういえば、以前オーバードライブの電源コードが切れたのも、確かこのスタジオだ。マルチエフェクターが煙を吹いたのも、確かこのスタジオだ。凄い相性だなぁこりゃ。ただ、ありがたいことに必ずイベント前のリハーサルでトラブってくれるのが、せめてもの救い。天国のおばあちゃんが守ってくれているのか。

というわけで、不具合即修理。
原因は、プリアンプの固定ねじ緩みによる基板GND接触不良。
今夜も、回路設計の恩師とおばあちゃんに感謝。つくづく、芸は身を助く。

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2006年6月 5日 (月)

電話越しの一流

先日の日記に、ハードウェアより…

なんて書いた尻から、今、機材の話で盛り上がってしまった。
NEUMANNのオールドにNEVEのヘッドアンプ。おまけにレキシコンのリバーブ。テンション高い導入報告の電話を聞いているだけでも、ワクワクする。

ただ、ワクワクするというのは、まさか自分もそれが欲しいのではなくて、音楽の第一線でずっと走ってきた方が、わざわざ僕に導入報告の電話をしてくれたということがうれしいわけで。

そういえば、

「三畳一間に住んではいても、一歩外出りゃ、
芸人たるもの、洒落た風に当たるべし。」

なんて言って、芸人の溜まり場を連れ回してくれた大御所がいた。

きっと今は、電話越しに一流に触れたんだな。
ありがたいことです。

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2006年6月 4日 (日)

宅急便

Kaimono060603

いつものエレキ弦、いつものガット弦、そしてヘタってきたオーバードライブの交換用真空管。
音質にあまりこだわらない僕の買い物は、いつも全く胸ときめかない。本番でのトラブルが絶対許せないから、ほとんど新しい冒険もしない。120%の音質よりも100%の安定。それが聴き手とスタッフに優しい選択だ。

今の時代、エンジニアとクリエーターの壁は薄い。
しかし稀有なことに、僕はその両方の世界を知ってしまった。

だからこそ、つまらんハードウェアのこだわりよりも、
気持ちだけで作った音の方が絶対に強いと信じたい。

今も部屋の片隅にかすかに残る
君の香りのように

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