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2003年2月25日 (火)

勝ち続けること

また今日も、繰り返している。

今夜のおかずは、誰の命?
明日のパンは、誰の首?

日夜駆け回って得る、わずかな金は、
人を値切ることで、もたらされる。
モノを値切るのではなく
僕らは明らかに
人を値切っている。

今も世界のどこかで
ささやかなあかりの灯る
テーブルに寄せるその瞳を
曇らせるのは僕のタバコ代。

別に、特別なことじゃない。
ましてや、悪いことだなんてひとつも思わない。

ただ、食うためだけに「勝ち続けること」は
あまりに、切ない。


だから、いつかその瞳を輝かせるような僕の音を
そっと流そう。
その報酬で、傲慢にならない程度の恩返しを
そっとしよう。

生かされている僕から、生き続ける人へ。
いつか。

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2003年2月 2日 (日)

パリにて

缶ビール片手に、くわえタバコで街を歩く。
アングロサクソンのように律儀な感じが無いこの国は、
僕のそんな無礼も、許してくれそうだ。

異常に荒い車の運転も、
おしゃべりばかりで進まない両替も、
おもしろいくらいに通じない英語も、、
なぜか僕をリラックスさせる。


答えは、ひとつじゃない。

やっぱり僕はそう思う。
多分、イギリスの女の子がフランスの同世代を見たら、
「なんて、はしたない!」
と思うに違いない。でもフランスの若い男がイギリス
のTVドラマを見たら、
「つまんねぇ!」
と思うだろうな。きっと。

パリの空港で日本人ツアー客集団を見つけた。
あれ、日本人って分かるから不思議だよね。思わず訊
いちゃった。
「両替所の場所って知ってる?アテンドの人は何か言
ってた?」
「アテンドって何ですか???」
「…もういいよ。」
平和ってすばらしい。

そうそう、イギリスのホテルでは、US$で支払いたい
僕の無理を聞いてくれて、レセプションの女の子が必
死に計算していた。
ごめんね。早く言えばよかったね。

いろんな顔があって、
いろんな風景があって、
いろんな匂いがあって、
いろんな車があって、
勝負している人がいて、
勝負しない人もいて、
外に出る人もいて、
閉じこもる人もいて、

いいよ。それで。


答えは、ひとつじゃない。


12階の窓から見下ろす壮大な夜景は、セーヌ川の闇を
くっきりと浮かび上がらせている。
あっ、今日はちょっと飲み過ぎみたい。
思いつきのフレーズに、指がぜんぜんついてこないや。

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