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2002年12月17日 (火)

ねじれの位置

許されぬ生き様は 美しいか
悲しみを 売り物にしてみようか

夜を越える 翼も失った
すべては遠い 夜空のむこう

さまようだけ

この 闇を駆ける ふたつの光は
ねじれの位置で
たった 一度だけの すれ違い

もう 見たくもない あなたの夢を
忘れたころに
そっと また現れて 僕を苦しめて


この街を また今日は歩いてみた
違う人と 手をつなぎ歩いてみた

薄れると 信じてた記憶は
無残にも 僕のこころを刺して

裏切った

あなたの匂いも 髪の色も
ねじれの位置も
視線 合わせない その仕草も

夜明けの町並みも 眠い朝も
ひとりの夜に
突如 現れる あなたの言葉も


消えられるなら
トトロのように

あなたのそばで
ねじれの位置で

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2002年12月 1日 (日)

東京駅

自販機でお茶を買ったおかげで
抱きしめる時間もないまま、
外に出る。

アナウンスが響く。
ベルが鳴る。

手を振る笑顔が、
小さくなる。
君たちの未来が、
静かに滑り出してゆく、
線路の上。

残る父は、
今、ポイントの上。

許せないことに、
涙が、出ない。

嘘だろ。

あの別れの後一晩中流せた涙が、
許せないことに、
今は、出ない。

最低だ。そんな父親、どこに居る。
我ながらあきれてモノも言えない。
生きている価値、無いかもしれない。
なによりも、君たちに恥ずかしい。


いまだに混乱したまま見送る父を、
君たちは、
許すこと無かれ。

秘めた想いを口にも出来ず見送る父を、
君たちは、
許すこと無かれ。

音楽という免罪符をはためかせ逃げ込む父を、
君たちは、
許すこと無かれ。

ただ、
その、音を聴け。

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