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2002年10月28日 (月)

訂正

訂正します。

たとえば
何もないところから
指先ひとつで音楽を生み出すのが、
本当の職人なのかも知れない。
それが、本当のプロなのかも知れない。

でも、
それはサギ師だ。
詭弁だ。
僕が最も忌み嫌う、
世渡り上手な連中だ。

それをする位なら、
音楽なんてやっていない。
それが出来る位なら、
こんなに、のたうちまわったりしない。

飄々とした僕の日常も。
矛盾だらけの僕の中に住む人も。
つまらない僕の身を切り裂く音も。
汚れているかも知れない僕のはらわたの色も。

全部、音にしてみせる。

それが、僕にとっての音楽なのです。
それが、僕の武器なのです。

でも、分かって頂けないかも知れません。
残念ながら。
すみません。

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2002年10月27日 (日)

手紙

説明しても
説明しても
説明しても
やっぱり伝わらないことってあります。
それはやっぱり説明不足なんでしょう。

僕の体に染み付いている
あなたの愛情と
僕の心に染み付いている
幸せなほほえみと
僕の頭に思い描いている
長い長いこれからと

何もないところから音楽は生まれない。
どうしようもない欲望
どうしようもない愛情
そして
どうしようもない葛藤

等身大の僕から切り出される音が、
僕だけが持つ唯一の武器なのです。
それは激情と言い換えることもできる。
僕が他の演奏者に唯一勝ち得る音。

そんなことを思いながら、
今夜は歌の編曲をしています。

もしも可能ならば
一度、聴きに来てください。
33歳の僕の音を。
もう時間がないんです。

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2002年10月21日 (月)

君のほほ

厳重に張りめぐらせた堅いプライドの中
君の叫びが、落ちてくる。

何十枚もコピーされた満面の笑みの中
君の匂いは、ないだろう。

まさか、こんなところで。
そっけない素振りに崩れそうな君を聞きながら
また、胸を張れなくなる。


雪のように白い君のほほを
毎日見ていた僕は
少し
芸を、荒らしたよね。

雪のように白い君のほほを
荒らさないプライドを
どうか
君は、くずさないで。

かき消す不安とひきかえに
失われてゆく輝きに
どうか
君は、気づいていて。

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2002年10月16日 (水)

決意

大嫌いなこの街の、大嫌いなこの風に、
わざわざ当たるために来た。
ビルの屋上からかすかに見える大嫌いなランドマークも、
この原稿を書いている大嫌いなこの店も、
すべて自分へのアンチテーゼ。

ふふふ。ざまあみろ。俺。

ここにしゃがみこんで立つことすら出来なかったあの夜を、
ここから全て、音にしていくんだ。

ふふふ。覚悟はいいか?俺。

狂ったようにギターを弾く、
この指を流れる熱い血の、
半分は、あなたから教わった。

ありあまる情念には、風景を。
パステルな日常には、原色を。
彷徨えるあなたには、僕を。
そんなギター、あなたにはまだ、いりませんね?

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デブ専おおたの太れる料理「チキンカレー」 page.2

5)鶏肉全体に焦げ色がついたら、酒をふりかけます。これも火事の危険がありま
 す。火がついたら吹き消してください。
6)ジャガイモを加え、強火のまま5分ほど炒めます。
7)2カップの水、ローリエ、3)のルーを加え、中火で30分ほど煮込みます。フタはな
 し。ローリエは、念のためチャチャッと水洗いした方がいいと思います。
8)水分が2/3くらいになれば大体OKなので、塩コショウで味付けをします。塩の量
 は味見をしながら慎重に!!絶妙のバランスがあります。
9)もしあればガラムマサラ(香辛料)をふりかけると香りがいいです。インスタント
 コーヒーを入れる時もありますが、トマト入りのカレーでは経験上いまいちです。
 コクを欲張って、焼肉のたれを少量入れたこともありますが、完全にウソの味
 になってしまい経験上NGです。水のかわりに野菜ジュースを使う人もいますが、
 高いのでやったことありません。たぶんおいしいとは思います。

さあ、試食。いかがでしょう。最近の「コク」一辺倒のカレーの中にあって、素朴な
うまさと香りで食べるこのカレーは、作り方が簡単でおすすめです。特に鶏肉手羽
元が、非常に食べにくいんだけど絶品。食欲の秋にぴったり!!

あっ、ローリエ食べちゃだめよ。

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デブ専おおたの太れる料理「チキンカレー」 page.1

材料(2人分)
 鶏肉手羽中       300gくらい (スペアリブと書いてあることもあり)
 たまねぎ         1個半くらい
 じゃがいも        1個 (別に無くてもいい)
 トマト           1個以上
 にんにく         2かけ
 ローリエ(月桂樹の葉) 2枚
 カレー粉         大さじ2
 バター          大さじ2
 サラダ油         適当
 塩             適当
 コショウ          適当
 酒             適当

1)鶏肉にカレー粉(分量外)をまぶし、ボールに置いておく(30分位)。これにより、
 鶏肉特有の臭みを取り除きます。
2)その間に、玉葱とにんにくをみじん切り、じゃがいもは小さめの角切り、トマト
 は湯むき(皮に切込みを入れて熱湯につける剥き方)して1cm角くらいに切って
 おきます。
3)小鍋にバターを入れ、弱火で溶かします。そこににんにく、玉葱を入れ、弱火
 のまま10分程度炒めます。すっかり色が変わったらカレー粉とトマトを加え、さ
 らに10分程度炒め、火を止めます。これがルーです。
4)中華鍋にサラダ油を入れ、こちらはガンガンの強火で煙を立てます。そこに鶏
 肉を一気に入れます。火がついたら必死で吹き消してください。火事になります。
 また、縁無しめがねの方は要注意!!火を吹き消そうとして顔を近づけた瞬間、
 ワイヤーが溶けてレンズが落ちます。油がはねてやけどもします。すべて私の体験談です。

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エピローグ (2002/09/27)

ああ早く 9月になれば 制服のまま 君が歌う
のんきな季節 乾いたギター やばいよポリだ タバコを捨てろ

盗んだバイク 走り出すよ 悲しい色か? 大阪南港
わがままな ジュリエットさん まずいよそこは クラゲに注意

暮れてゆく空は
何もかも赤く
君だけを紅く
輝かせたよ
うつむいて君は
ほほえんで君は
待ちわびて君は
僕と いったんだ


どうしょうもない 一度は捨てた 自分で自分を 飼い慣らしたけれど
根性もない僕にも あまり誇れない傷と 夢がまたできた

5kgにしておこうか それが僕らに 残された時間
幸せの黄色いカゴは 歪ませないで レジに通そう

暮れてゆく空は
今 君を赤く
誰よりも紅く
輝かせるよ
凛と立ち 君は
ほほえんで君は
「そんな気がしてた
分かっているよ」


暮れてゆく街に
僕のいない街に
ともる灯を君は
輝かせて
凛と立ち 君は
ほほえんで君は
無邪気な瞳を
照らしていて

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生茶 (2002/09/03)

そりゃー、あんまりだ。

先週の電車の吊り広告。いや、JRの場合は窓横かな?
どうやったらあんな、まるで奥様友達とスポーツクラブ(僕みたいにカッコいいインストラクター付き)に行くのに超気合は入れたものの前の日に飲みすぎて化粧ノリが悪いオバハンのようになるんだろう。
松嶋菜々子を、あんなにブサイクに撮っちゃぁいかーん。
ひどすぎるわ!!
ほんまたのんまっせ。キリンビバレジさん。

怒ってばかりいる。

それは、がらにもなく夏風邪をひいてしまったから。
先週の天窓の出待ち時間に寄ったジョナサンの冷房にやられたのか、不眠症がとうとう体にきたのか、ひどい気管支炎とだるさ。
怒りをこらえきれず、ビルの壁を蹴った。
エレベーターの中で左足を引きずった。
少しだけ、涙がこぼれた。

今夜も風は強く吹いている。
薄暮の喫煙室から見上げる雲は、この間よりも
高いところで形を変えながら足早に過ぎてゆく。
煙草に火をつける。
一人ぼっちだ。
おだやかだ。
休日の職場は、他人の胸に土足でドヤドヤ入ってくる
連中もいない。
仕事はウソのように進む。
いつから僕のココロは、この世界から
はずれてしまったのだろう?
遠くから、かすかに爆音が聞こえる。
そうか、今日はこの夏最後の西武園の花火なんだ。

生涯現役。さびてたまるか。
なんてことを1年前くらいに書いたけど、続けるだけではダメだね。
今はもっともっと無理をしないとね。
精一杯、地に足をつけ、立ちはだかるものたちをなぎ倒しながら、ブルドーザーのように進んでいく。今の僕はきっとそのくらいやらないといけないんだ。
その先にどんなリスクがあろうとも、これが最後のチャンスなんだ。今抜け出さないといずれ、僕が最も忌み嫌う「昔とった杵柄」になってしまう。
そんなことを教わった夏だった。ありがとう。

負けるもんか。

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message (2002/08/27)

「どこがいいの?あんな人。」 君の瞳が言っているようで
また僕は 無口になる
頭のいい君の言葉は 会うたび僕の心を刺して
丸裸にしていく

けがれない 想い出の
踏み絵の前に 僕は居て
動けない そのことが
また 君を 傷つけてしまう

君を抱く この指が message
心を 泣かせても
何度でも 耳元に message
嘘は つけないよ


焼却場の灯りをたよりに 寄りそい歩く川べりは
君を少し やさしくする
僕はいつも 恋を語り 君はいつも 罪を説く
捌け口という 言葉で

よごれない よごさない
それだけが 僕のプライド
今日も洗う 想い出は
太陽の下で はためいている

さよならは 君あての message
胸を 張って 言おう
つながらない 君あての message
そのままで いいよ


息のつまるくらいの幸せの中で 目を閉じたまま走る 夜の闇
もしかして このまま帰らぬことが 最高の人生設計だったりして
きっとそうだよ


さよならは 君あての message
胸を 張って 言おう
比類なき 残酷な message
忘れても いいよ

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デスクトップに (2002/08/05)

残しておくよ 君の 小さな キラキラを
居心地のいい 僕の デスクトップに

安らぎさえ あげられなかったかな?
作り笑い させてしまったのかな?

夜空に舞う 光 すべて 君を照らしますように
崩れ落ちる 僕の前に
吐き捨てられた
闇夜の誓い
見上げる人の波

想い出色に 街が染まる 午前5時
そこを曲がれば 起きなよ 君のうちだよ


君のために 隠してきた 写真がある
けがれもなく ほほえむ 瞳たちよ

見るがいい こわれてゆく 大人の後ろ姿を
守ることを やめた 僕を
恨むことから 始めて そして 大人になってゆけ

笑い声も 罪なきその歌声も
しまっておこう 僕のデスクトップに


祈っている 幸せには ならないで
いつか ここに 羽根を休めに 来るんだ

残しておくよ 君の 小さな キラキラを
居心地のいい 僕の デスクトップに

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リハーサル後生会話 (2002/07/08)

曲を書いてないなあ。
サボりの典型のような僕の体は、今自分が進もうとしているハングリーな
世界に、まだ気づいていないようだ。降ってくるのを待つのは誰でも出来る。
でも、自分で降らせられる人がはじめてそれを天職にできる。
プレーヤーとしての引き出しも、今急速充電中。20年の芸歴でつちかった
引き出しは、湯川くんにほぼすべて開けてしまった。気持ちだけで織りなす
フレーズは、時としてゾクッとする感動を持つけれど、基本的には広い引き
出しからカラフルに選ばれるそれにはかなわない。

というわけで、充電のお手伝いしてくれる女性、募集中。(なんでやねん)

そして今日も練習スタジオに、湯川くんの激が飛ぶ。
 湯「山本っちゃん。この「ブーン」っていうのは何回もやったらあかんねん。
   ここぞという時に渾身の力で「ブーン」やで。」
 山「はい。」
 湯「それから羽田ちん。羽田ちんは、もっと遊ばなあかん。私生活でももう
   エッチやりまくった方が、いいドラミングが出来るで。」
 羽「はぁー。」
 太「うーん。それはドラムだけには逆効果のような気がするなぁ……」
 湯「いやいや、やりまくらんと。ところで太田さん。太田さんは「汁」ですわ。」
 太「はぁ?」
 湯「そう。汁。太田さんはいつも器用にまとめるんやけど、山本っちゃんや
   羽田ちんが頑張って頑張って出してくるような汁が、不足してんねん。」
 太「あ。なるほど。でもフレーズとしては練り込んだものが好きやしなぁ。」
 湯「それと同じクオリティーで、「汁」を出して欲しいねん。いつもなにか新し
  いものを出して欲しいねん。」
 太「わかった。がんばる。うーん、「汁」ですかぁ。すごい例えやな。」

こんな会話をしながら練習してるわけですわ。なかなか厳しいでっしゃろ?
そしてなかなか真面目でっしゃろ?
でも湯川くん。ドラマーは最後は体力勝負やから、やっぱ逆効果やで。
君はやりまくった事が無いから分からへんねんて(笑)。

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書きなぐり (2002/06/23)

才能なんて 何もない
さほど音楽が 好きでもない
それでも今日も 何かに追われるように
スポットライトを 浴び続けるわけは
だれかに褒めてほしいから
だれかに甘えていたいから

見通しの良いいつもの道の ぬるい風にやられてしまったなんて
軽薄なウソを並べる僕を 君は許さないだろう
前しか見えない君の瞳は 遠くかすむゴールを見つめているけど
残酷な手法で逃げる僕を 罪にならないように刺すがいい

もう走れないよ


夜空のくじらに乗って 旅に出る
だれかとふたりで 旅に出る

この乱気流を抜けた先の 僕らに明日がないとしても
暗い闇を背負ったまま 君たちの未来をゆがめてしまっても

だれかに褒めてほしいから
だれかに甘えていたいから

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たとえばなし (2002/06/07)

「太田ちゃん、岩城に似てるなあ。」

急に先輩が言う。おっ、俺そんなにかっこいいかなあ。でもRV車とか乗ってない
し、ダイビングもしないし、第一あんなに痩せてないよなぁ。

「なんで?どこが似てますか?岩城滉一に。」
「ちがうちがう。ドカベンだよ。ドカベン。明訓高校。」
「なに!? あのサードを守ってる、口から草を生やしてるあいつ?」
「そうそう。」

なーんだ。せっかくいい気になったのに。でもなんで…

「えーっ。なんで?岩鬼なの?」
「他のバッターが絶対に手を出さないようなボール球を、おもいっきり振りぬくか
ら(笑)。」

なんでやねん。ほんまにもう。そんなに女の子の好み変わってるかなあ?
そんなたとえをされると、かなりショックやなぁ。


 そういえばドカベンで思い出したけど、われらが阪神が首位だ。ふっふっふっ。
実家大阪の方は、さぞ盛り上がっているんだろうな。ワールドカップよりも。
湯川くんが神宮の阪神戦のチケットを手に入れたらしい。彼のことだから多分、
「ストライクゾーンど真ん中」の女の子と行くのでしょう。我こそはと思うみなさん
!!彼を誘って神宮に行こう!!

 では、また次回。


 けがれなく 僕を見つめる4つの瞳を
 守っていくから

 遠くから

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あたらしいパソコン (2002/05/18)

久しぶりに晴れた日の昼下がり、航空公園から空に舞い上がる風船を見ていた。
ちょっと黄色いやつ。多分近くのシュークリーム屋でもらったのだろう。たった1つ
だけ、子供の手を離れ大空にふわりふわり。

さて、パソコンのセッティングでもするか。

新しいパソコンは、いわゆるタワー型で収まりが悪い。使い勝手を考えると部屋
のレイアウトも変えなければならない。「セキチュー」でレイアウト用にブロックを
買い込み、部屋に戻る。

待てよ。その前に古いパソコンのバックアップしなくっちゃ。

原始的方法でフロッピー(CD-Rなんて古いパソコンには付いていないのさ)を使
って、膨大なデーターをバックアップする。ディレクトリを切る。データーを移す。
またディレクトリを切る・・・・まるで古いアルバムを整理しているような気分。
いやいや、そんな感傷にふけっている暇はないのだ。やっとフロッピー20数枚を
使って完了した頃には、辺りはすっかり暗闇に包まれていた。
あーあーなんてこったい。せっかくのゴールデンウィークなのに。男一人パソコン
と格闘6時間。とりあえずコーヒーブレイクだ。

そうだ。思い出した。

昔聞いた事がある。女性は恋を「上書き保存」するらしい。対して男性はちゃん
と相手ごとに「名前をつけて保存」するのだそうな。
へぇー。つくづく女性って残酷だな。
でも、つらくてつらくて開けないファイルを見るたびに生まれるパワーもあるよね。
男性の原動力はきっとそれかな。傷口に塩を塗るってやつ。
そして、男性だってたまには手がすべって「上書き保存」する時もあるんだよ。

舞い上がる風船を、君が受け止めてくれればね。


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リハーサル後の生会話 page.2 (2002/04/22)

湯「でもたとえば音楽やる上で、自分と同じ位のテンションを持ってない人はいややも
  んな。それを指摘するのは確かに残酷かも知れんけど。特に僕の音楽を作るんであ
  れば、僕と似た感性を持ってもらわんと出来んわな。」
太「なるほど。正しいな。僕はどっちかと言うと、逆に自分のテンションを引き上げて
  くれる人を常に求めてるなぁ。『待ってぇー!!置いて行かないでぇー!!』って
  。でもプライド高いから絶対追っかけへんねん。師匠も持てへんねん。そんで、ひ
  そかに勉強すんねん(笑)。」
湯「まじめな話、だからきっと僕と太田さんのこの関係(注:別に変な関係ではない)も
  成り立ってんねんで。そうそう、太田さん。小倉(博和)さんのギター見た方がええ
  で。僕は初めて『太田さんと似ているけど、太田さんよりもすべてにおいてすごい
  ギタリスト』を見つけましたよ。むっちゃ良かったでー。感動したでー。俺、デビ
  ューしたら絶対呼ぼう。なあ。」
太「う、うん。そっかー。小倉博和。えらいやっちゃなぁ。よし、くやしいけど俺も目
  指せ小倉!!ポップスにDavid.T.Walkerの血を!!」
湯「ええもん作っていきましょう。ほな、駅着きましたんで。お疲れさまです。」
太「うん。ええもん作ろう。お疲れっすー。」

まあ、今月は息抜きということで。
また来月。

    薄まりゆく 君の匂いを探す夜
    見上げる空に オレンジの光

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リハーサル後の生会話 page.1 (2002/04/22)

今月は、湯川和幸ファン必見!!リハーサル後の電車の中の会話です。

湯「阪神すごいなあ。今年は絶対神宮へ見に行かなあかん。親も呼んで。」
太「それや!!それ。」
湯「何?それやって。」
太「今月のコラムネタ。いいかげんネタ切れになってきて、探してたんや。だってこの
  まま自分の身を切り売りするのも限界やからなぁ。やっぱ阪神や。阪神と言えばス
  ポーツニュース。スポーツニュースといえば内田恭子。俺、大ファンやねん。これ
  で行こう!!」
湯「確かに、先月は大分身を切ってたもんなぁ。そんなに毎月気合い入れるからや。」
太「そうそう。でも切り売りする昔話も、もうあんまりないで。かといって切れる今も
  無いしなあ。まあ仮にあったとしても、そんなもん切るわけにもいかんけどな。」
湯「いやいや。僕なら切りますよ(笑)。もう、『のたうち回って苦しんでいる俺を見て
  くれ!!』っていうタイプやから。」
太「うわっ(爆笑)!!すごいな。まさに『東京セキララ日記』やな。だから君は他人に
  も残酷やねん。きっと。」
湯「太田さんは絶対やめときや。キャラちゃうで。」
太「せーへんせーへん。」

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ママの教え (2002/04/02)

いやーしかし、辻本清美はかわいい。TVを見ながら不覚にも惚れてしまっている
自分に気づく。正直なところ、鈴木宗男の証人喚問の時は、
「これやから関西のおばちゃんは怖いよなあ。」
と思ったけれど、ここ1週間の彼女はまるで別人のよう。
「私...本当はむちゃくちゃ悔しいんです。でも、もう腹は決まってます。」
と凛として本音で言いきる言葉の影が、こんなにも色っぽいなんて。

そう、女性に影を見た時、ついふらふらと惹かれてしまうのは僕の習性だ。たぶん、
昔ライブの後、京都への帰りの電車代も無い頃お世話になった、奈良のママの影響
だ。ありがとう。まだ生きてますか?
人一倍他人に厳しい彼女は、よく僕に「教え」をたたき込んだんだ。
「みーちゃん(僕の愛称)はバンドマンやから、ぜぇーったいに影を見せたらあかん
ねんで。分かったか?」
分かりました。僕はずーっとその教えを守ってきたよ。
バンドマンたるもの、いつもにこにこ。ダンスナンバーは腰で弾け!!ギターソロは
顔で弾け!!ってね。

でもね、ママ。あれから12年。時代は変わったよ。今はもう、毒にも薬にもなら
んキャラは、いらんねんて。今の東京のミュージシャンって、みんなとがってるよ。
僕みたいにええ加減ぶってたら、このまま食いそびれるだけかも知れん。

あーあ。
ねんねんごろごろしてた頃が、なつかしいなあ。
ほんとうに、ほんとうに、なつかしいなあ。

だからね、ママ。そろそろみーちゃんも、つらい影を見せてもいいですか?


    泣き出しそうな夜を越えて 人は強くなるもの
    会えない時間を拾いあつめて 紙飛行機に託してみる
    とどけ とどけ 君の髪をゆらす風になれ
    ゆらり ゆらり 君の胸に落ちて散ってしまえ

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立ち止まっていく人達 (2002/02/25)

一緒に走っていた(と思っていた)友人が、実はもう立ち止まっているということに気
づく時、やるせない疲労感と切なさにかられる。

先日、友人の結婚式出席のため京都に帰った。幸せそうな新郎新婦、久しぶりに対面
する友人達、心は10年前にタイムスリップする。また、結婚式2次会はこれまた久
々に立つ「RAG」(注)のステージ。昔のバンド仲間とのつかの間の再会に喜ぶ一方
、彼らの「今」の音を耳にして、つらくなった。そう、彼らのこの10年間は、少な
くとも止まっていた。いや、むしろ後戻りしているのかも知れない。
彼らは言う。
「いやー、おまえのギターは相変わらずいい味だしてるなあ。」
冗談じゃあない。相変わらずじゃない。変わっていないわけ無いじゃない。家庭を持
って、子供も育てて、それでも音楽を捨てられずに本気で走っている。日々の喜びや
悲しみが詰まった、33歳の今の僕の音が、昔と同じでどうする。

仕事と家庭と音楽と。みんなその中でもだえ苦しんでいる。そして歳と共に、徐々に
音楽から遠ざかっていく。そんな生き方を否定するつもりはさらさらないけれど、「
昔取った杵柄」を振りかざすのはあまりにみっともないよ。

とはいえ、確かに、今はもう出せない音があるのは事実。また、今はまだ出せない音
もある。けれど、「今しか出せない音」のパワーを、僕は信じたい。

生涯現役。さびてたまるか。


(注)京都のJazz系ライブハウス。ドラマー東原力也の所属事務所でもある。
  僕は学生時代「奥山秀樹」というボーカリストのバックバンドとして数回RAG
  に出演していた。僕の「歌物系ギター」のルーツはここにさかのぼる。

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ひとりぐらし (2002/01/28)

訳あって、ひさびさに独り暮らしをすることになった。

もう、いっぱいいっぱいやることはある。曲を書きためなきゃ。ジャズギターを勉強
しなきゃ。モニターアンプを設計しなきゃ。洗濯はまめにやらなきゃ。そして、ちょ
っとだけ、女の子の気持ちを分かるようにならなきゃ。

独り暮らしって、自由気ままでいい反面、「自分と向き合う時間」がどうしようもな
くしんどかったりするよね。特に僕のように怠け者で感傷的な奴は、はっきり言って
向いていないと思う。

学生時代、僕はひとり毎日を持て余していた。これから何をやろうか。学校をあきら
めて音楽をやろうか。音楽でどうやって食っていこうか。それ以前に、そんなに俺っ
てギターうまかったっけ。やっぱりこのままバイト先で就職しようか。でもそんな流
され方で果たしていいんだろうか。それって単に落ちぶれることなんじゃないだろう
か。いや、実は今、確実に落ちぶれていってるんだよな...
そんなことを考えていると、時折本当につぶれそうになることがある。そして恐ろし
い事に、1週間以上他人と話さないと、自分の声を忘れ始める。そんなこんなで、眠
れない夜と輝きのない日々を数えきれないくらい過ごした。

冷静に思い返すと、単に暇だったのかなとも思うんだけど、自分のやりたいストーリ
ーがあまりに漠然としていて、道筋がたてられなかったんじゃないかな。

今、忙しい生活を送っていると、あの頃のことはほとんど思い出さないんだけど、た
まには同じように落ち込んでみるのもいいよね。でも、あの頃と今で決定的に違うの
は、向き合っている自分の姿が見えていること。心のどこかで楽しめる余裕が出来た。
まあ、それだけ年をとったということかな。

あっ。でも、どうせなら自分と向き合うより、誰かと一晩中向き合っていたいなあ。
来客歓迎限女性!!

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東北物語 (2001/12/14)

疲れたときには東北に限る。
どんなにヘトヘトでぼろ雑巾のようになっていても、東北地方は暖かく僕を迎えてく
れる。先日、ちょっとした用事で大雪の福島を訪れた時もやはり同じだった。

何がいいかって、まず女性がすばらしい。健気で働き者で、それなのにとてつもなく
やさしい心遣いがたまらない。
(結局女の子の話かよって今思った人へ:そうだよ悪かったなあ。)
例えて言うなら、東京のお帰りは
「おかえりぃ。早かったのね。」
に対して、福島のお帰りは
「おかえり。寒かったでしょう。お風呂にする?ご飯?それとも...私とするぅ?」
こんな感じ。何となくイメージ湧きますか? ねっ、たまらないでしょう。

今時こんな事を人前で言うと、ともすると「男尊女卑だ」と誤解されかねないんだけ
ど、でも満員の中央線の中で痴漢と間違えられないように両手でつり革を持つ東京の
男の卑屈さと比べると、肩ひじ張らず何と気持ちいいことか。

かといって、女性が我慢を強いられているのかというと、ちょっと違う。
例えば、みんなで食事に行ったときの飲みっぷりも、これまた女性の方がすごい。東
京のOLの3倍ははじけるね。気遣いなんて微塵もなし。女性特有の打算も、多分微
塵もなし。
「太田くーん。(抱きついて)好きよ~(と言いながら気分悪くなり)...オェーッ!!...」
例えばこんな感じ。この自然体がまたかわいくてしょうがない。結構なおばちゃんだ
ったりするんだけどね。

これって、気候の違いや給料の違いなどによる地方文化の要因もあるんだろうけど、
ひとつ確実に言えるのは
「東京なんかにくらべて悪い人が少ないんだろうなあ。」
そうでなければ、こんなに無防備でいられないよね。

あれっ、結局「健気で働き者」の話は全くしなかったけど、また別の機会に。本当に
頭が下がるほど、東北の主婦は働き者なのです。

ふふふ。実はまた1月に福島に行くのです。
がんばれ、いい人太田くん。

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さびないひと (2001/11/28)

あの頃の未来に僕らは立っているのかな。というのはSMAPのパクリだけど、
10年前に思い描いていた自分と、今の自分ってどれくらい一致してるんだろう。

コートの襟を立てて歩く季節。夜更けの新宿は、吐き捨てられた夢でいっぱいだ。
むせ返るような人混みの中、丸めた背中には、ちっぽけな肩書きのにおいとほのかな
家庭の香りがする。明日のパンと引き替えに10年後の夢を売る。今日のパンと引き替
えに明日の夢を売る。
それはそれで勇気ある決断だ。しかたない。けれど、

さびていく。

自分は絶対ちがう、と思いながら、若い頃のオーラは徐々にだが確実に無くなってい
る。そんな僕にとって、新宿の街はまるで手鏡を見ているようで、残酷すぎる。下を
向いたままわき目もふらず、早足で通り過ぎてしまっていた。


こんなへこみきった毎日を送っている僕の前に、突然、君は現れた。

とてつもないパワーをみなぎらせ、
小さな体全身を楽器にして、
猛烈なオーラを身にまとい、
見る者すべてを圧倒する。
「私を見なさい。」と言わんばかりに。

ただ者ではない、けれど普通のひと。さびないひと。

悔しいけれど、僕の20年間の音楽をあっさりと否定されてしまうくらい、もう若くな
い君のオーラはすばらしい。完敗だ。

恋して、しまったかな?

でも、君のおかげでちょっとだけ、忘れかけていたあの頃の風景を思い出したような
気がする。10年前、「音楽しかない」と意気込んで、様々な営業回りをやっていたあ
の頃の風景を。決して楽しくはなかったけれど、本気で音楽をやるという厳しさを初
めて体験していた頃。

さびないぞ。絶対。


僕らが作る音楽が、みなさんの心の風景と重なってくれるとうれしいな。
日常の中で、忘れかけているあの頃の風景を、思い出していただければ。

   
                     太田 光宏

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DISTORTION page.2 (2001/10/31)

ああ、さらにマニアックな内容になっていく。本当にすみません。ライブ冊子でわざ
わざこんな内容を書かなくてもと思うのですが、書き始めてしまったのでしょうがな
い。このノイズリダクションというのがくせ者で、ライブの時なんかは非常に役立つ
んだけど、設計ノウハウのかたまりで、非常に難しいのです。へたな設計するとソロ
の音の消え際が不自然になってしまうし、逆にアタック音が丸くなることもあるので
す。ここの設計とシミュレーションに製作のほとんどの時間を費やしたと言っても過
言ではありません。

そんなこんなで、2000年8月。やっと完成しました。
Model:3101(31歳の1作目) "Tube Distortion"

歪みの部分はやっぱり本物の真空管でないと、ルカサーの音は出ません。ライブでの
使いやすさを考えて、電源はACアダプターではなく、トランスを内蔵しAC100V直結。
コンパクトなボディーにまとめるため、プリント基板も新規に設計しました。ああ、
こんなに労力をかけて自分専用の1台を作るなんて、バカもいい所なんですが、出てき
た音には大満足。電気のプロの設計だから、安定性・信頼性もバッチリだし、市販で
きるよ(笑)。

こいつと一緒に、ギターの道をまた歩いて行きますかねえ。

そうそう、この製品について興味のある方(あまりないとは思うけど)はご連絡下さい。
回路のノウハウ伝授や追加製作(\30,000位)等、相談にのります。連絡はメールで。

            太田 光宏   IZK03117@nifty.ne.jp  

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DISTORTION page.1 (2001/10/31)

スティーブ・ルカサーと聞いてピンとくる人は、かなり昔からのロック好きですね。
TOTOのギタリストで、僕の心の師匠です。この人のソロギターは、いつも絶品の音が
しているのです。そんな音に憧れて、自分の機材の設定を変えたり、色々な機材を店
頭で弾いてみたんだけど、いやはや現実はきびしい。ぜんぜんイメージが違う。やっ
ぱり出来合いのマルチエフェクター(いろいろな音が出せる機材)じゃ限界かな?

しょうがないなあ。自分で作りますか。

と、思い立ったのが5年前。設計コンセプトは、Fender "Twin"や、Roland "JC-120"
で、Marshallの歪みを再現させること。これはポップスで色々な音を使い分ける上で
永遠の課題なのです。

まずは、ロックの象徴、"Marshall"の回路図集をサンフランシスコで買ってきた。当
然英語。わかんねえ。(ちなみに"Marshall"アンプの会社はイギリスにあるんだけど、
アメリカ人が書いた本が流通しているのでアメリカで手に入ったのです。)まあ、本文
はともかく、回路図だけ分かればいいやと。
次に、友達の持っているエフェクター(確かTube Worksの"Real Tube"というDistorti-
on)を分解し、内部回路を見る。おおっ!!真空管(12AX7)を±20Vで動作させるなんて..
クレイジーだ!!(すみません。内容がマニアックすぎてほとんど分からないと思います
がお許しを。)なるほど。コンパクトエフェクターではこういう回路設計をするのか。
まさに「目からうろこ」でした。ちなみに、このTube Worksの製品は相当いい歪みを
出していて、自分で作らない人(普通は作らないよ)にはお勧めの1台です。
でも、人間というのはやっぱり欲望のカタマリなので、新たな要求が出てくるのです。
ノイズリダクションも内蔵させたい。

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さらけだすということ (2001/10/03)

最近僕は、結構「さらけだす」ことが多い。特に、いつからか始まってしまった
このコラムなんて、さらけだしの極致だ。しかも、ライブ冊子「ピアノとめがね」
だけでなく、湯川君のHPにまで張り付けられてしまったもんだから大変だ。
みなさん、あまりバックナンバーを見ないように。

と言いながら、昔から僕は、どうも「さらけだし」好きのようだ。はじめて彼女と
寝た次の日にはみんなに話していたし、女の子と同棲し始めた時も、友達を呼んで
一緒に飲んだ記憶がある。他の女の子を好きになってどうしようもない時には、カ
ミさんに打ち明けてしまった。うーん、考えてみたら最低な奴だ。

なんでそんなにさらけだしたいの?

自信がないんだよね。全然。自分ひとりで黙々と生きていくのは確かにかっこいい
んだけど、誰もあーだこーだ言ってくれないというのは、実は危険な気がする。
だから僕は、みんなの前で裸になることで、ちょっと安心しているのかも知れない。

だって、たとえばいつも自分がしているSEXのやりかたが、世間一般とかけ離れ
ていたとしたら、怖いじゃん。自分が作った音楽が、全く共感を得られなかったら、
それも怖いよね。俺の感性は大丈夫かって思うよね。
幸い今のところ、女の子の好みが一般のトレンドとは全く違うという程度で、一応
僕もそこそこの感性を持っているみたい。

ブッシュさんも一度「さらけだし」てほしいなあ。アメリカ国民全員の悲しみを背
景にして、自分の地位を確固たる物にしようって目論んでることを。いつの間にか、
このテロを利用してしまっていることを。
さらけだしてくれれば、僕は言ってあげるのに。

「悲劇は1回で十分だよ。」って。

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S-YAIRI (2001/08/29)

こう毎日暑い日が続くと、楽器の音が全然変わってくる。倍音の無い湿った音に
なってしまう。元気出せよ!!
ということで、今日は(初めて)ミュージシャンらしく、楽器の自慢話でもしまし
ょう。

初めてのギターは、おふくろが買ってきた。僕はまだ小学校6年生だったと思う。
確かヤマハの\15,000くらいのフォークギターだ。音色に特徴があり、よく言えば
ガットギター風。悪く言えばペナペナの音だった。(ヤマハさんすみません。)
おふくろはろくに練習もせず、当然のようにそれは僕のギターとなった。シメシメ。
当時好きだった「さだまさし」や「OFF-COURSE」をさんざん弾きまくることになる。
一日の練習時間なんと平均5時間。ひまだったねえ。
しかし、3年ほどで弦の張力に負けてボディー陥没。やむなくお蔵入りとなった。

ちょうどその頃、やたら古くさい楽器を見つけた。「S-YAIRI」というメーカーも
見覚えがない。本当に新品なの? 楽器屋の薦めで試奏してみたら、これがなんと
大きな音。見た目も普通のよりえらく大きいし、なんじゃこりゃ。
ふーん、メーカー倒産のため8万円が4万円ですか。安いのね。これ下さい。

そのギターは、弾き込んでいくと徐々にまろやかな音になり、激しく弾けば叫び、
弱く弾けばささやいてくれた。まるでホイットニー・ヒューストンが歌うソウルバ
ラードのように。そういえばこのギターって、おしりも大きいよね。色も飴色で、
まさにブラコン向き?
耐久性も抜群。夏も冬も絶対ネックが反ったりしない。
「ああ、ギターってすばらしい。」
高校生の太田君、素朴な感動。

様々なバンドをやってきたけれど、残念ながらつい最近までアコースティックギ
ターの出る幕はあまり無かった。湯川君と組むようになって、久々にこのグラマ
ーな楽器がスポットライトを浴びるようになったのです。

で、今日もこのギターを抱えてステージに上っているんだけど、さすがに15年もの
月日は楽器の音を変化させ、「びっくりするほど大きい音」は出なくなってきた。
倍音の綺麗さも、マーティン(アメリカの超有名ブランド)には及ばないかな?


でも、いいんです。ずっと浮気することなく、この「無名の名器」と夢を見ている
んです。いままでも。そしてこれからも。

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ひょんなこと (2001年夏です)

最近、ひょんな事から恋の責任について考えた。

恋って、自分が盛り上がるだけなので本来責任なんてないはず。
自由に人を好きになって、自分のその気持ちに素直であるべきだ。

と、ずっと思ってきた。でもそれが出来るのは、感情を自由自
コントロール出来る人だけなんだ。それって、大人の条件なのか?

例えば、僕のように制御不能な人間が恋に落ちたとする。当然どん
どん盛り上がってしまって、やがて自分の中での恋が収拾つかなく
なる。すると感情が行動となってあふれだす。

たとえそれが、どうしようもない片思いだったとしても。
たとえそれが、誰も幸せに出来ない恋だったとしても。

恋って、見返りを求めないよね。
それは、裏を返すと非常に無責任な感情だ。見返りを求めないという
ことは、生活の破壊さえも許容してしまうくらい無責任で、怖い感情だ。

だから、そこで踏みとどまるのが恋の責任なのかなあ。
そこで愛を選択するのが、大人の責任なのかなあ。

いっぱい恋をして、芸の肥やしにしろって昔の人は言うけれど、そん
なの地獄だよ。こんなにもつらい毎日を、芸人は送らなければいけな
いのかなあ。それとも、思い切って生活を破壊するくらい、恋に生き
ろということなのかなあ。

32歳ギタリスト。だれか答えを教えて下さい。         

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僕と一緒だと楽しいよ。僕が。 (2001年春です)

 僕は満員電車が結構好きである。
 こんな事を言うといつも、「おまえはスケベの見本みたいな奴やからなあ。」と馬鹿にされる。確かに否定はしないが、別にそれだけが理由ではない。
 「それもこれも人の縁」
 むさくるしい朝の電車も、考えようによっては貴重なコミュニケーションになる。西武池袋線や山手線など、押されてへちゃげてぼろぼろになりながらも、その空気を共有することで不思議な連帯感が生まれる。
 まだ答えてくれた人はいないが、僕はたまに声を出してみる。
 「あたた...いつもこんなに混んでるの?」
自分ではどうってことない事に思えるのだが、最近そうでもないようだ。他人との干渉を嫌い、ちょっとでも声をかけると怪訝な顔をされる。おいおい、君は何様だい? ヘッドフォン付けてちゃ、空気も読めないよ。もったいないなあ。それとも俺の汗っかきが気に入らないのかなあ。
 電車の中って、確かにいい人ばかりじゃないけれど、でも9割くらいはいい人のはず。無料で合コンしてるようなもんじゃん。ねえ、そこの彼女、お願いだからヘッドフォンはずして、そして雑誌から目を上げて、池袋まで付き合ってよ。
 僕と一緒だと楽しいよ。僕が。

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おかえり (2000年冬です)

 前回ちょっとHな書き回しをしたら、こんなタイトルまで付けられてしまい、おまけに「不潔」とか「おやじ」とか散々な反応だったので、今回はまじめに書こうと思う。(前回も大まじめなんだけど...)

 大阪生まれの僕が東京で音楽を始めて、はや8年。でもいまだに忘れられない大阪の風景がある。

 午後6時。鶴橋駅の界隈はホルモンの煙とキムチの香りでいっぱいだ。
ジャンパー姿のおっちゃんたちは、みんなその煙の中へ吸い込まれて行く。
「鶴一(つるいち)」はその中でも超一流店だ。ここの「ミノあぶら」を食べたら、もう言葉はいらない。
お世辞にも清潔とは言えない店内は、つかの間の喜びと、捨てられた希望であふれていた。
 あっ。もうこんな時間だ。サラリーマンは家庭を大事にしなくっちゃ。
そこそこ満員の近鉄に乗り込む。ニンニク臭くて何が悪い。
 登って行く。登って行く。大阪の灯りがどんどん遠くなり、電車は生駒山を登って行く。まだ登る。まだまだ登る。山頂近くのトンネルにさしかかる
頃には、大阪は手でつかめるほどの光に変わっていた。
 こんなにもちっぽけな光の中で、こんなにもちっぽけな人間達が、汗を流して涙を流して、夢とひきかえに明日を手にして。
 涙でかすむ風景を、子供達には見せるまい。
 ほんのささやかな幸せのために。

 「おかえり」と迎えてくれる君のために。

 東京のライブハウスは下町に多い。
「中央線」に乗り込むたびに、僕はあのころの自分に戻るのです。

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はじめての湯川和幸サポートライブ (2000年冬です)

 長年音楽をやっていると、初めてのセッション、初めての曲で
「イキそうになる」事がある。湯川さんはそのパターンだ。

 はじめてセッションした曲は、「馬鹿時々晴れ」だった。
ものすごいパワーだ。確かに曲調は派手ではない。けれども、歌詞に込められた敢然たる決意や、生声からあふれ出る説得力は、聴く者を「どうにでもして」状態にする。

 そうだ、この感覚はあの時と同じ。
 敬愛する我が心の師匠「David-T-Walker」の生演奏を初めて聴いた時だ。限りなくソフトだが、堂々たる「強さ」があるそのギターは、現在僕が音楽を続けている最大の原動力だ。

 よし、湯川さんの生声と僕のギターで、聴く人みんなをイカせてみせる。

 合い言葉は、Make U Wet.

 で、一緒にライブをやるようになった次第でございます。
 これからもよろしくね。
                 太田 光宏 (恋人募集中)

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