2009年7月10日 (金)

オオフジツボの北海道その2

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2日目は札幌に移動。
「男は黙って、サッポロビール。」
てな就職面接が流行ったのも、ずいぶんと昔の話になりましたね。

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で、お昼は、ツアーコーディネーターとしてお世話になっているSさん達と一緒に、サッポロビールにてジンギスカンを食らう。ライブ前なので、ビールは1杯だけにしているのが、太田としては何とも中途半端ではあります。

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この日のライブ会場、レストラン「のや」。古い蔵を改造してレストランにしているそうで、独特の雰囲気と心地よい響きが素晴らしい。ここで聴く壷井氏のバイオリンなんか、身震いするようです。

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そういえばこのバイオリン、近くで見るといろいろ細かい工夫があるようです。中でも一番気になるのは、ブリッジ上のE弦にのみ、細いビニールパイプが挟んである点。響きの調整用なのか、弦切れ防止なのか…。そうだ!打ち上げの時にでも訊いてみよう。

「ねえねえ、壷井さん!このパイプってさぁ…」

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「このパイプってさぁ!」

全く聞こえていないようなので、あきらめます。はい。

つづく

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オオフジツボの北海道その1

「1週間のごぶさたでした。」
という名調子は玉置宏さんですが、僕もツアーから帰って忙殺されているうちに、あっという間に1週間のごぶさたとなってしまいました。皆様にご心配お掛けしたようで、大変申し訳ありません。遅ればせながら、オオフジツボ北海道ツアーのご報告などを、ぼちぼちと書いて行きたいと思います。

7月3日(金)8:00AM。都内某所でバイオリンの壷井氏と待ち合わせ、リムジンバスで羽田空港へ。お互いに不眠だったので、猛烈に低いテンション。およそこれからツアーに行くとは思えない(笑)。

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「こちらのギターもお預けになりますね?」
「いや、これは頭上の棚に入りますので、持ち込ませて下さい。」
「大変恐れ入ります。当社の手荷物サイズを超えておりまして、お預けいただきたく思います。手渡しで大切に運びますので。」
「えっ!?そうなの?機内に入りませんか?」
「はい。入りません。」

国内線は慣れていないのですが、初めて楽器を預けることになりました。ボーイング737の機内に入ってみると、なるほど、国際線(747)のように広くないので、頭上の棚にはギター入らないや。ここは預けて正解でした。しかも、およそ飛行機の荷物とは思えないくらい丁寧に扱っていただきました。ありがとう、スカイマークさん。某国際線なんか、中身お構い無しに全て投げてるもんね(笑)。およそ楽器なんて預けられない。

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さて、1日目は当別のゴルフ場「ハッピーバレーゴルフクラブ」です。こちらは石狩当別駅と、そこに掲示してあったチラシ。

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北海道らしい雄大な自然を満喫しながらのイベントです。共演のあらひろこさんのカンテレの音色も心地よく響きわたりました。

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温かいお客様とスタッフに囲まれて、毛ガニ、自家製ハム、自家製野菜…その他もろもろ。1日目から深い夜になりました。まあ、そうこうしていると猛烈に眠気が襲って来て、後半は覚えておりません(笑)。

ありがとう!当別のみなさん!
つづく

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2009年7月 3日 (金)

梅雨知らずの土地へ

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やっとオオフジツボツアー前までの諸々の仕事が終了いたしました!
とりあえず、梅雨知らずの大平原に行ってまいりますよ!

詳細スケジュールはこちら

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2009年7月 1日 (水)

苦い設備投資

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「あれ?太田さん…今まで持ってなかったの!?」

はい、持ってませんでした。このまま買わずに行こうかとも思ったのですが、ここに来て、フィールドレコーダー(ICレコーダー)を、しぶしぶ購入せざるを得ない状況になりました。

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今まで使っていたポータブルMDも、別にどこも壊れているわけでは無いんですよ。ただ、仕事柄、何でもかんでもサーバー経由でメール配信する時代。とてもじゃないけどMDからPCにダビングする時間は取れないんです。ただそれだけの理由です。つまり、時間をカネで買ったと。

思いのほか、ものすごい罪悪感です。いや、カネはいいんです。けれども、かつて壊れてもいない物を新調するなんて、あり得ませんでしたから。でも、効率と言うのは、こういうことなんですね。

地球のための究極は、食べ物以外は何も買わない方が良いんですけどね。

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2009年6月29日 (月)

オアシス

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いつの間にか、雪がやんで
いつの間にか、花粉が飛んで
そしていつの間にか、梅雨も終わりに差し掛かって来ました。

今年も早いなぁ。

おなじみ南青山マンダラ横の公園は、ガラス張りのビルにその新緑を映して、かすかな都会のオアシスを作っているようです。

僕にとってのオアシスは音楽であり、またそれが仕事でもあります。
少なくとも自分にとってオアシスであり続けるよう、自分の作る音には常に納得していたい。

そんな制作スタンスで、あと半年も何とか乗り切っていこうと思います。

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2009年6月26日 (金)

週末ライブ情報!

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2009/06/26(金) 紫蘭まき南青山:MANDALA
Open18:00 / Start19:00 \3,300 +drink

いよいよ、紫蘭まき(東音福田眞規)さんのコンサートです。純邦楽(長歌)、和洋折衷コーナー、そしてPopsの3部構成。圧巻です。そしてミニアルバム発売記念でもあります。


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2009/06/27(土) オオフジツボ西荻窪:音や金時
Open18:30 / Start19:30 \3,000 +drink

今回のオオフジツボは、対バンに京都から"ドレクスキップ"をお招きし、若手の華々しい演奏 vs 熟年の円熟演奏という裏テーマで(ウソ)企画しております。また、今回はライブレコーディングもあり、いつものは大分違った雰囲気になるのではないかと思います。お楽しみに!いつもの通り、予約なしでフラッとお越し下さいませ。

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2009年6月23日 (火)

拝啓、日伸音波製作所様

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最近のレコーディングでは、自作の真空管オーバードライブ(左)よりも、MAXON(日伸音波製作所)の真空管オーバードライブ"ROD-880"(写真右)を使用する機会が増えました。主な理由は、僕のオーバードライブよりも、ドライブ段前の低域がやや少なく、アンサンブルの中でまとまりやすい点。また、トーンコントロールが良く効くため、現場でのさまざまな要求に応えやすいためです。実際、このROD-880は機能的にも回路的にも非常によく考えられており、1万円台で購入出来る真空管オーバードライブとしては、最高ではないかと思います。

ただ1点、どうしてもライブでの使用に踏み切れない点があります。それは、
「やや、生音が変わってしまう。」
つまり、オーバードライブOFF時のギターの音が、アンプ直結の時よりも少しだけ細身になってしまうという点です。先日のリハーサルでこの問題を発見し、回路的な観点から少し解析してみました。

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懸念点は2点あります。

ひとつは、入出力バッファーとして使用されているオペアンプ"NJM4558D"(手前側の部品)。バイポーラー型のため入力電流を必要とし、極端に高い入力インピーダンスには対応出来ません。本機では510kΩに設計されています。しかし、一般的なギターアンプは1MΩ。この差は、パッシブ型ピックアップのギター音色を変えてしまいます。
対策としては、入力電流を必要としないFET入力型(NJM072BDなど)に変更し、入力インピーダンスを1MΩに変更する手もあります。しかし、もともとスルーレートが取れないボルテージフォロワー動作のため、僕が設計者ならいっそディスクリートFETバッファーを検討します。スルーレート性能は飛躍的に上がります。

もうひとつは、ON/OFFに使用しているFETスイッチ(奥側の部品)。本機では、東芝の2SK246を使用しています。が、このFETは|Yfs|(相互伝達アドミッタンス)が小さく、ON抵抗が大きくなる傾向にあります。このON抵抗が、やや波形を歪ませてしまいます。同じ東芝の2SK117にすれば、ON抵抗は100Ω以下となり、この問題は改善します。

と、クレームばかり並べても申し訳ないので、近いうちに実際に上記2点の改造を行い、ライブでも使ってみようと思います。本当に、上記の問題を補って余りあるほど、素晴らしい製品だと思いますので。

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ラッキーマン

「ラッキーマンだよね!」
「えっ?」
「太田さんって、絶対そうだよ。そういう人柄だよ。」
「ああ、確かにそうかも知れんなぁ。」

思い返してみると、昔からそうでした。常に誰かに誘われては、実力以上の過大評価を受けてしまうタイプ。きっと、仕事の効率も良い部類に入るのでしょう。けれどもその分、敵も多いタイプ。

でもね、音楽家として、それは果たしてどうなんだろう?色々な経験が人間の懐を深くするように、効率の悪い生き様こそが、素晴らしいモノを残すためには必要だとも思うこの頃なのです。自分が何を残せるのか、そろそろ真剣に考え始めないと、ガツガツ仕事しているだけでは不毛な時期に差し掛かって来ているのかも知れません。

とは言え、もちろん、まだまだガツガツ仕事最優先ですがね。
とにかく、子供が成人するまでは(笑)。

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2009年6月20日 (土)

痛いっ!

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久々のホールコンサート。

金曜日は、"ハジマレコード配信記念ライブVol.2"のサポート演奏で、代々木上原の"けやきホール"(古賀政男音楽博物館内)でした。ホールコンサートでは、ライブハウスと違ってギターアンプやギタースタンドなど常設がありませんので、やはりすべての機材を持ち込みになります。

で、いつものようにキャリアーカートからギターアンプを下ろして、エフェクトボードを開いて、ギタースタンドを組み立てて…、と、ギタースタンドの足を開いた瞬間、

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「あいたたた…!やっちゃった!」

スタンドの足の隙間に、左手人差し指の肉を1cmほど挟んでしまいました。ああ、こういう時に限って軍手を忘れて来ています。見る見るうちに大出血。なかなか止まってくれません。とりあえずキーボードの小泉君に絆創膏を借りて、何とかセッティングを進めます。不幸中の幸いは、指先の怪我では無いこと。しかしながら、バレーコードを押さえる際に使用する部分です。リハーサルまでの30分の間に血が止まらないと、仕事になりません。

「何とか止血して、何事も無かったかのように演奏したいなぁ…。」

と思いつつセッティング。幸い、リハーサル前に血は止まりました。

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リハーサルがはじまると、当然絆創膏は演奏の邪魔になります。リハーサル最後あたりでついに絆創膏が取れてしまい、

「おっと!大丈夫かな?」

と思いましたが、血が噴き出す兆候はありません。

「よっしゃ!これで今日は乗り切れる!」

あ、結構痛いですよ(笑)。けれども、本番が始まってアーティストさん達の歌声やお客様の拍手に包まれていると、不思議と怪我のことなど忘れます。徐々に傷口も閉じてきている気もします。そして、最後のアーティストの時、ノリノリで弾いていると、

「いてててて…」

ついつい調子に乗り過ぎて、傷口が開いてしまいました。最後の最後でまた少し出血。東海楽器の赤いセミアコが、より赤くなってしまいました(笑)。とほほ…。

もう絶対に軍手を忘れないようにしよう…。ねえ、重厚なベーゼンドルファー君。

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2009年6月18日 (木)

自由を買ってみる

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今週は雨で自転車通勤が出来なかったので、代わりに今流行のショップまで自転車で。ああ…気が付いたらここは埼玉県ではないか(笑)。

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モノの値段は人の値段。生産ラインの人件費削減が仕事だった若い頃を思い出し、この激安商品がどのような状況で作られているかを想像すると、ココロに多少の痛みを覚えつつ、試しに購入してみました。

今、僕の値段は、正直そんなに激安ではないなぁ。

大量生産、大量消費の時代はとっくに終わった。これからは人間の尊厳を大切にする時代。モノを買うのではなく、人件費を買う時代がやって来る。そういう意味では、この990円ジーンズは、明らかに時代に逆行している。

けれどもあえて遠くまで自転車を走らせてこれを買ってみる僕は、きっと自らの手を汚してみて、その罪悪感や虚無感と共に生まれる何かを掴みたいのでしょう。今はだんだん枯れてきてしまったけれど、僕の阿婆擦れな音楽の原点は、やっぱりここにあるのかも知れません。ええ。きれいな手で、人のココロなんてえぐれないさ。

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